ITキッズコンテスト

2018年2月25日に福岡市中央市民センターにて開催されたエクサキッズ2018。そしてその中でメインイベントとして開催された子供達のIT甲子園、ITキッズコンテスト。
超ハイレベル、そして個性あふれる28作品が堂々のプレゼンを繰り広げました。

 

受賞者一覧

 

チャレンジコース


最優秀賞
田村 天磨:最悪な誕生日

 

ミライキッズ賞(優秀賞)
中村侶唯:お絵かきマシーン

 

3位
松尾蒼志:1年せいのさんすうのもんだい

 

4位
秋穂 正斗:勇者ヒロトの冒険『RPG』Ver.0.01 Adventure of the hero Hirot

 

佳作
フライア 瑠菜:脱出せよ!闇の宮殿

 

前山 行雲:~scradraw~(スクラドロウ)

 

山﨑 浩太郎:ゆうきの冒険

 

 

アイディアコース


最優秀賞
濵田 智鵬:ネット選挙について

 

優秀賞
濵田 智鵬:位置情報の立体化は可能なのか

 

 

エキスパートコース


最優秀賞
高田 青周:1 ONE LIFE

 

家入一真賞(優秀賞)
中原 暁太郎:pythonで作る小学生向けSNS

 

3位
原賀 亮冴:たかしとTamanegi~僕の部屋にいたやつ~

 

4位
西原 志:文房具戦線

 

佳作
常岡 惣太郎:街柱苦叙

 

猪狩 明衣香:LINEスタンプ

 

新井 里花:魔女のイジワル血液型占い

 

 

審査員

尾形 鉄次 (株式会社ガイアックス インフラチーム所属)

 

審査総評
「自分の生活の中にある困りごとを自分でツールを作って解決しようとする姿勢に感銘を受けました。次回、登壇を目指す子どもたちには、自分の好きなことを現実にすることはもちろんのこと、自分の困りごとだけでなく家族や友人が困っていることにもぜひ目を向けてほしい。そうすると、自分にとっても、家族にとっても、街にとってもいい未来が開けると期待しています。」

 

2003年に東京のIT企業に入社。当時全盛だったガラケー向けウェブサイトを中心とした様々なシステムの開発を10年ほど行う。十数年の間、様々なプログラミング言語の栄枯盛衰を体験したが、不器用である自覚と知識が中途半端になる不安から、ほぼプログラミング言語Perlのみで開発を行う。2014年に転職をするも、体調を崩し10ヶ月で退職し、半年ほど静養しつつ日本各地を転々とする。その際、各地で盛り上がるITコミュニティを目の当たりにする。2015年より現職。日本のPerlカンファレンスである YAPC::Asia 2012, 2013 および YAPC::Kansai 2017 でのトークをはじめ、Perl入学式のスタッフ等、プログラミングの知識伝承や教育に尽力する。

 

 

竹林 暁(株式会社TENTO 代表) 

 

審査総評
「入場者数が非常に多くすごい盛り上がりでした!プログラミング教育だけのイベントとしては全国的に見てもまれな規模だと思います。 コンテストでは内容のレベルも高かったですが、タイトルや発表スライドが工夫されていて秀逸なものが多かった印象です。 今後も、「九州のプログラミング教育はEXAKIDS!」というイベントに成長していってほしいです。」

 

長野県木曽郡南木曽町出身。子供の頃は野山を駆け巡りながら工作好きの少年として育つ。
中学の時にPC-6001でプログラミングと、ニーチェで哲学と出会う。
最終学歴は東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻。自閉症を通して認知科学の研究を行いつつ、中学受験塾で小学生に理科を教える。
現在はICT/プログラミングスクールTENTOの共同創立者にして代表。
TENTOでは、子どもたちが楽しんでプログラミングを学習できることを一貫して目指し、Google Blocklyでのオリジナル教材の開発、Minecraftを使ったプログラミングなど、様々な取り組みを行ってきた。教育者として、プログラマーとしてまた認知研究者としてプログラミング教育の未来を常に考えている。
著書に『できるキッズ 子どもと学ぶScratchプログラミング入門』(インプレス)などがある。

 

 

宮脇正(一般財団法人サイバーセキュリティ財団 理事長 Garhi Group 代表)

 

審査総評
「課題を見つけて作りたい願望をカタチにするまでのステップを経て、ひとつの成功体験と達成感を感じてもらえたのではないでしょうか。コンテストでは、我々も実務で使用しているPythonを使った作品が登場したりと、本当に驚かされました。」

 

一般財団法人サイバーセキュリティ財団を創立しサイバーセキュリティエンジニアへの無限支援に奮闘しつつ、サイバーセキュリティサービスの研究開発を中心に行うガルヒJAPAN(株)ガルヒテクノロジー(株)やブロックチェーンの研究や宮崎県にてマイニング工場の運営を行うガルヒBCマイニング研究所(合)ガルヒSGファクトリー(株)などで構成するガルヒグループの創業者であり代表として最先端事業を展開中。本年度はwebshell対策サービスであるAntishellの海外販路拡大の為にGarhi TEC HK(香港)、Garhi TEC SG(シンガポール)、Garhi TEC RU(ロシア)を設立完了し拠点拡大中。また、インドにて開発拠点の設立準備中。
グループ理念は『SF映画の実現を!』でとにかくワクワクする事に目がない申年37歳!

 

 

中島賢一  (公益財団法人福岡アジア都市研究所 調整係長)

 

審査総評
「子どもたち自身の『作りたい』『欲しい』というストレートな想いがひしひしと伝わってくるコンテストでした。子どもたちの発想こそ、大人に聞いてほしいと感じることができたイベントでした。」

 

民間IT企業を経て、福岡県に入庁。福岡県にてITやコンテンツ産業振興を活発に行い、ソフトウェア産業の中核拠点の福岡県Rubyコンテンツ産業振興センターを立ち上げる。2013年4月より福岡市に移籍。 ゲーム・映像係長や創業支援係長として、ゲーム、映像などのクリエイティブ分野やスタートアップ企業のビジネス支援に奔走。その後、公益財団法人福岡アジア都市研究所にて都市政策をベースとした研究事業のコーディネータとして活動中。プライベートでは、10年以上にわたってトレーディングカードゲームのイベントを開催し、子どもたちからデュエルマスターと称されている。

 

 

藤岡 定 メディア・アーティスト (anno lab 代表 )

 

審査総評
「本当に『ヤバい』子どもたちが集結していました。ひとつのことに集中する熱量を持った子ばかりだったので、自分の中にある『熱量』を思い出すいい機会になりました。来年の開催が楽しみです。」

 

福岡在住のメディア・アーティスト、インタラクション・デザイナー、研究者(芸術工学博士)、anno lab代表。知的好奇心を刺激するインタラクションの創造とプロセスの視覚化をテーマとする。人が楽しさから“つい”動いてしまい、それをきっかけに新しい視点・行動・興味・思考が広がるようなクリエイティブを心がけている。 関わったプロジェクトは、時空間のしっぽ、福岡市科学館 「発見の壁」等の基本展示、intel Ultrabook presents Clap for Dream 社で会いましょう、NTT docomo TOUCH WOOD: 森の木琴、日本科学未来館 Making of Bjork Digital、OK Goミュージック・ビデオ「Obsession」、インターネット上の秘密結社IDPWのメンバーとしてインターネット・ヤミ市など。

 

 

ITキッズコンテスト最終プレゼンター

チャレンジコース①


秋穂 正斗:勇者ヒロトの冒険『RPG』Ver.0.01  Adventure of the hero Hirot
渡辺 拓海:どうぶつレース
山﨑 浩太郎:ゆうきの冒険
安東 鷹亮:ペットボトルロケットの自由研究まとめ動画
フライア 瑠菜:脱出せよ!闇の宮殿
田村 天磨:最悪な誕生日

 

チャレンジコース②


安東 鷹亮:マイクラPEで音楽演劇ホールを忠実に再現!
前山 行雲:~scradraw~(スクラドロウ)
入川 真愛:おもしろ ランド
岩田倖祈:S660 3D-view
松尾蒼志:1年せいのさんすうのもんだい
中村侶唯:お絵かきマシーン

 

アイディアコース(14:20〜14:30)


濵田 智鵬:ネット選挙について
濵田 智鵬:位置情報の立体化は可能なのか
西村 ひかる・濵田 智鵬・江頭 しゅういちろう・松尾 ゆうま:LED通信技術について

 

エキスパートコース①(14:30〜15:30)


原  和樹:ゆっくり焼き鮭うどんチャンネル
岡寺 未来:イカライブ!スプラアイドルフェスティバル
猪狩 明衣香:LINEスタンプ
原賀 亮冴:たかしとTamanegi~僕の部屋にいたやつ~
新井 里花:魔女のイジワル血液型占い
濵田 智鵬:ジャンクのパソコンを修理して動かしてみよう!

 

エキスパートコース②(15:40〜16:50)


常岡 惣太郎:街柱苦叙
江頭 秀一郎:階乗電卓
西原 志:文房具戦線
久保 瑠唯:パララックスデザインを取り入れたホームページ
中原 暁太郎:pythonで作る小学生向けSNS
江頭 秀一郎:数当てゲーム
高田 青周:1 ONE LIFE

 

チャレンジコース賞品


最優秀賞 「マインクラフト」で電子工作を学ぶツールボックス Piper-J

提供:九十九電機様

 

ミライキッズ賞(優秀賞):ロボット・プログラミング学習キットKOOV(クーブ)

提供:タケダビューティークリニック院長・スポルトキッズ代表 武田りわ様

 

3位:Parrot minidrone

提供:株式会社skyer (スカイヤー)

 

4位:こどもパソコンIchigoJam T スターターフルセット

提供:さくらインターネット様

 

佳作(3組):Google Home Mini

 

参加賞(全員):chatworkパーソナルプラン 400円/月 一生ライセンス

提供:ChatWork株式会社

 

 

アイディアコース賞品


最優秀賞:3Dプリンタ自作講座参加権(3Dプリンタ付き)

提供:anno lab様

 

優秀賞:こどもパソコンIchigoJam T スターターフルセット

提供:さくらインターネット様

 

参加賞(全員):chatworkパーソナルプラン 400円/月 一生ライセンス

提供:ChatWork株式会社

 

 

エキスパートコース賞品


最優秀賞:iPad pro+ApplePencil 64GB cellular【EXA KIDS刻印】

提供:N高様

 

家入一真賞(優秀賞):XP-Pen液晶ペンタブレット13.3インチ&家入氏書籍

提供:家入一真様

 

3位:GoPro HERO6

提供:九州朝日放送様

 

4位:こどもパソコンIchigoJam T スターターフルセット

提供:さくらインターネット様

 

佳作(3組):Google Home Mini

 

参加賞(全員):chatworkパーソナルプラン 400円/月 一生ライセンス

提供:ChatWork株式会社

 

 

最終プレゼンター一覧

 

 

【経緯】


 

私たちEXA KIDS実行委員会は、ICT教育の普及推進と標準化を目指して、ITキッズコンテストを立ち上げることにしました。
2020年のプログラミング教育の義務化を目前にして、IT教育の分野は混とんとしています。
関係各所が、何をどう教える・学ばせるかに頭を抱え、仕組みを整備しているところですが、現に今すでにITを学んでいる子どもたちがいます。
我々大人が考えるよりも、子どもたち同士が競い合い・刺激し合う環境を作ることによって、子どもたち自身が、この分野がどう進むべきかを示してくれると考えています。

 

【特徴】


 

EXA KIDSコンテストの特徴はとにかく「何でもアリ」
言語、プラットフォームやソフトなどを問わずに、応募作品を提出してもらいます。最終選考会審査員に投資家や企業家の方々、現役エンジニアを迎え、実際に製品化・サービス化する目線でも審査を行ないます。
教育的側面だけでなく、実社会において通用するかどうかまで評価し、そして実際に実社会とのつながりを生み出すことを重視しています。

 

【意義】


 

情報化社会の様々な分野において、手法の共有(オープンソースの理念)は非常に効果を発しています。
EXA KIDSのコンテストでは、福岡で活動中のキッズプログラミング教室の数社がタッグを組んで開催します。
1つの教育機関による限定的・閉鎖的・恣意的な教育や指導を抜け出して、各社の教育スタイルを横断的にもちよることにより、ベストプラクティスを導き出します。
各IT教育機関による、商業的な競争でなく、指導や教育の内容・実績で競争する構造を創出することです。
これにより、EXA KIDSはIT教育分野にインパクトを与えます。

 

①作品制作部門 ITを使った作品なら何でもアリ!


 

IT作品コンテストとして、プログラミング作品を中心にパソコンやコンピューターを使って制作した作品なら何でもOK!素敵な作品を作ってみてください。合言葉は「何でもアリ」。
入賞者には総額30万円相当以上の賞品を用意いたします。
WEB上から申し込み、作品説明シート・説明動画を提出してもらいます。一次審査を通過したらいよいよ2月25日EXA KIDSイベント会場にて作品プレゼンテーション(デモンストレーション)による最終選考会に進んでいただきます。来場者と審査員による選考の結果、入賞者を決定します。
プロダクト部門にはチャレンジコースとエキスパートコース2つのコースを用意しています。
◆エキスパートコース(対象目安:中学生)
◆チャレンジコース(対象目安:小学生)

作品制作例)
パララックスデザインで作成されたオリジナルWEBサイト
ロボットプログラミング用のブロックで制作されたロボット
Javaで作成されたミニゲームのデスクトップアプリケーション
Raspberry Piを使った人感センサー
画像編集ソフトとレーザーカッターで作成したオリジナルキャラクターステッカー
自主制作ボーカロイド楽曲データ
Scratchで作成したゲーム など

 

 

②アイディア発表部門 「未来に足りないもの」を考えよう!


 

同時にアイディア発表コンテスト(プレゼンテーションのみの発表・審査)も募集いたします。
ITを活用したり改良したりすることによってどんな素敵なことができるでしょう?今は実現していない技術を想像してもかまいません。あなたの思う 「未来に足りないもの」を応募してください。
アイディアコンテスト応募シートに、必要な事項を記入の上アイディアの説明資料(A4 2ページ程度のPDFデータで提出。文字・写真・イラストなど形式は問わない)を提出してください。
一次審査を通過したら2月25日EXA KIDSイベント会場にてアイディア発表プレゼンテーションを行ってもらいます。

 

◆アイディア部門にはコース分けはありません。
(※アイディアの実現性次第では、EXA KIDS実行委員会より実現サポートを検討します。)
(アイディア例)
VRどこでもドア
電動ローラースケート
自分が主人公になるマンガ、アニメ、映画
世界平和のための世界の子供達がお互いの文化を知り合う仕組み
人から見られている姿を見れる鏡 など