実際にモノを動かす面白さ キットとして商品化したい/EXA KIDS 2023 インタビュー記事

EXA KIDS 2023 チャレンジコース準優秀賞を受賞したあやーにゃさんにインタビューを行いました。

【エキスパートコース優秀賞&クラーク記念国際高等学校賞】じどう紙芝居 / あやーにゃ

▼プレゼンテーションのダイジェスト▼
https://youtube.com/shorts/LgVrCOYzNy4?si=_9g6JEJsPSgRrcqI

昨年に続いてmicro:bitを使用
モノを実際に動かす楽しさ

チャレンジコース準優秀賞、おめでとうございます。
あやーにゃさんは今小学2年生ですが、プログラミングやIT系のものづくりは、いつ頃から始めたのでしょうか?

うーん、はっきりとは覚えてないです。
でも、お父さんに教えてもらったり、ロボットのイベントのワークショップに参加していたのは覚えています。

教室に通ったことはないんですか?

はい。ありません。

左:あやーにゃさん
インタビュアー:近藤悟 (EXA KIDS 2023 実行委員長)

今回はmicro:bitを使った作品でしたが、ものづくりの中でもこうしたロボット系のものが好きですか?

そうかもしれないです。
ロボットカーを作って、プログラミングで動かすというイベントに参加したこともあります。

いいですね。
昨年出してくれた作品もmicro:bitを使用したものでしたよね。

はい。そのときは予選で敗退しちゃったので、今年は受賞できてよかったです。

EXA KIDSでは、micro:bitを使った作品は意外と少ないので、micro:bit財団の方もとても喜んでいました。「使ってくれてありがとう!」と。

「みんなを楽しませられるもの」
念願のファイナリストに

コンテストがある時以外も、家でものづくりをすることはありますか。

家でものづくりというよりは、イベントに行くことの方が多いですね。
家だと、少し前ですけど、タイピングの練習とかはしてました。

あやーにゃさんは今2年生だから、学校ではまだ習ってないですよね。先取りでやってるんですね。
プログラミングで、これから作ってみたいと思っているものはありますか?

何を作るかはその時その時で決めてるから今はわからないんですけど、「みんなを楽しませられるもの」を作りたいと思ってます。

あやーにゃさんらしい部分だと思います。
今回の作品にもそういった「楽しい」が詰まっていると思いますが、誰かと一緒に作ったり、コンテストに出す前に見せたりはしましたか?

作るのは一人で作ったんですけど、できてからお母さんには見せました。

自分の力で作りきったんですね。すごいです。
かなり時間がかかったんじゃないですか?

そうですね。
夏休み中の時間がある時に少しずつ絵を書きためて、という感じで進めてたので、全部でどのくらいかかったかはわかりませんが。

なるほど。少しずつ進めながら、期間的には3〜4ヶ月という感じですね。

制作の様子

去年から挑戦して、今年はついにファイナリストになり、受賞もしました。
どんな気持ちでしたか?

すごく嬉しかったです。びっくりしました。
来年もファイナリストになれるように頑張ります。

運営としても、来年もあやーにゃさんの作品が見れたらとても嬉しいです。
今年のEXA KIDSはどうでしたか?

緊張してたんですけど、楽しかったです。
待ち時間に寄せ書きボードを見てて、そこで他の作品も見れたので、自分のことだけ考えちゃうんじゃなくて、「この人のプレゼン見てみたいなあ」とか思ったりして、よかったです。

miroを使用した寄せ書きボード

あやーにゃさんは、EXA KIDS以外のコンテストに出したりもしていますか?

はい。最近だと、OPAプログラミングコンテストに出しました。
賞ももらえました。

(参考)OPAプログラミングコンテスト2023:https://shakint.co.jp/programming-contest/

すごい、受賞したんですね。
最近コンテストも増えてきていますが、どれに応募するかなど、どうやって決めていますか?

お父さんやお母さんが「これどう?」って教えてくれるんですけど、それを見て面白そうだったら、という感じです。

いいですね。これからもどんどんチャレンジしてもらいたいと思います。

スマートデバイスを活用した制作
目指すは『じどう紙芝居』の商品化

今回の受賞作品『じどう紙芝居』

EXA KIDSのあと、審査員からの感想も運営から送らせていただいたんですが、あやーにゃさんの『じどう紙芝居』は、特に山口情報芸術センター(YCAM)のパフォーミングプロデューサーである竹下さんが驚いてましたね。「すごい作品だ!」と、エキサイトされてました。
あやーにゃさんは、普段から紙芝居が好きなんですか?

紙芝居というより、本が好きです。
本ばっかり読んでて、学校の自由帳とか全然減らないです。
クラスで私だけ、一年生の時の分をまだ使ってるくらい。

どんな本をよく読みますか?

占いの本とか。幼稚園でもらった絵本も、たまーにだけど読んでます。

今回の作品のストーリーは自分で考えたんですか?

最初はGoogle Homeに聞いてみて、それを元に自分でアレンジして作りました。

Google Homeはそんなことも答えてくれるんですか?

はい。「1分くらいの夏の話」って聞いてみたら、猫が出てくる話が出てきて、それを変えながら作っていった、って感じです。

そんな使い方があるとは…!ということは、ChatGPTといったAI系を使いこなせるようになったら、さらにすごい作品もできていきそうですね。

あ、chatGPT、お母さんが普段使ってます。

なるほど。そういう環境なら、あやーにゃさんが使いこなせる日もきっと近いですね。

スマートデバイスに話しかけるあやーにゃさん

今回の作品について、今後もっとこうしていきたい、といった目標はありますか?

キットとして商品化したいです。自分でお話を作れる、みたいな。

商品化、とてもいいですね。
自分で作った物語を紙に書いたら、あやーにゃさんみたいな作品ができる、という感じですか。

そうです。

色々な人の作品を見れたら、面白そうですね。
専用の紙やシステム、音声など手分けすれば、周りにいる友達とすぐにでも実現できそうです。いいアイデアなので、ぜひチャレンジしてください。
『じどう紙芝居』の商品化も、来年の新しい作品も、楽しみにしています。今日はありがとうございました。

ありがとうございました。

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