EXA KIDS 2024にて、スポンサーとしてご協賛いただいたプログラミング能力検定(プロ検)様にインタビューを行いました。今回は、EXA KIDS 実行委員の近藤が、プログラミング能力検定の飯坂さんに、プログラミング教育の意義や検定の役割、今後の展望について熱く語り合いました。
「プログラミング能力検定」って何?

右:EXA KIDS 近藤
学びの成果を可視化する検定
近藤(EXA KIDS 実行委員): まずは、「プログラミング能力検定(プロ検)」について、簡単に教えていただけますか?
飯坂(プロ検): プロ検は、プログラミングのスキルを可視化し、客観的に評価できる検定です。数学検定や英検のように、プログラミングの習熟度を測る指標が必要だと考え、4年前にスタートしました。
私たちは、ビジュアルプログラミング(Scratch)やテキストプログラミング(JavaScript、Python、Java)の4言語に対応し、6段階のレベルで評価できる仕組みを提供しています。ただコードを書く力ではなく、「条件分岐」「ループ処理」など、論理的思考の理解度を評価する点が特徴です。
プログラミング教育の現状とプロ検の役割

検定がプログラミング学習を支える
近藤: 今、日本の教育においてプログラミングは大きなテーマになっていますが、なぜ「プロ検」のような検定が必要なのでしょうか?
飯坂: プログラミングは「スキル」だけではなく、論理的思考力を鍛える重要なツールです。しかし、その習熟度を測る明確な基準がこれまでありませんでした。
例えば、「子どもがどれくらいプログラミングを理解しているのか?」が、親御さんや教育機関にとっても分かりづらいんです。そこで、学習成果を客観的に可視化し、学習の進捗を確認できるようにするためにプロ検を作りました。
また、2025年から大学入試に「情報Ⅰ」が導入されるため、高校生の受験者が急増しており、学校教育の現場でも活用され始めています。


どこで受験できるの? オンライン受験もスタート!
全国3000会場で受験可能!
近藤: プロ検を受験するにはどうすればいいのでしょうか?
飯坂: 全国に3000以上の受験会場があり、プログラミングスクールや学習塾で受験が可能です。公式サイトから最寄りの会場を検索し、申し込むことができます。
さらに、2025年5月からは、自宅でオンライン受験が可能に! これは、プログラミングスクールや学習塾に通う生徒が対象で、教室の監督のもとでオンライン試験を受けられるようになります。
EXA KIDS とのコラボレーション!

なぜ EXA KIDS に協賛?
近藤: 今回、EXA KIDS にご協賛いただきましたが、その背景について教えてください。
飯坂: EXA KIDS は、単なるプログラミングコンテストではなく、子どもたちの「創造力」と「技術力」を総合的に評価する場です。その理念が、プロ検の「プログラミングを通じて可能性を広げる」という想いと一致していたため、協賛させていただきました。
実際にイベントに参加して、子どもたちのレベルの高さに驚きました。プログラミングをツールとして、自分の世界観を表現しているのが素晴らしかったですね。
企業賞受賞者「kanayasun」について
受賞理由とその才能
近藤: 今回、貴社の企業賞を受賞されたkanayasunさんについて、どんな印象を持たれましたか?
飯坂: 彼の作品は、プログラミングスキルだけでなく、独自の世界観と表現力が際立っていました!
受賞後には、「プロ検チャンネル(YouTube)」 にもゲスト出演していただき、作品制作のプロセスや、プログラミングの楽しさを語っていただきました。彼のような若い才能をこれからも応援していきたいですね。
未来のプログラミング教育とEXA KIDS への期待
今後の展望
近藤: 今後のプログラミング教育について、どのような展望をお持ちですか?
飯坂: EXA KIDS は、子どもたちの可能性を最大限に引き出す場として、今後も発展してほしいと考えています。
また、プロ検としても「スキルの可視化」を通じて、子どもたちの成長をサポートしていきたいです。今後も EXA KIDS と連携しながら、プログラミング教育の発展に貢献していければと思います。

最後にメッセージ
プログラミングは未来を創る力
近藤: 読者の皆さんへメッセージをお願いします。
飯坂: プログラミングは、単なるスキルではなく、将来の選択肢を広げる強力なツールです。自分のアイデアを形にする力を身につけることで、より多くの可能性が開けます。
EXA KIDS に参加されるような皆さんには、ぜひ「好きなことを突き詰めてほしい」と伝えたいですね。それが将来、大きな力になるはずです。
今回のインタビューを通じて、プログラミング能力検定の役割や、EXA KIDS との親和性の高さを改めて実感しました。今後のさらなる発展が楽しみです!
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