EXA KIDS理念

EXA KIDS理念

【理念(IDEA)】子どもたちに未来を見る

 

IT化が進む世界の中で、子どもたちに最高のIT教育環境を与えようと思った時、私たちは彼らの、さらにその先に何があるのかを考えました。

あまりに目まぐるしい技術の発達を見て、不安に思うこともあるかもしれません。しかし、未来は人が作るものである以上、良くするも悪くするも人次第です。その手綱を握っているのは、子供たちに他なりません。今、子供たちがどうあり、世界をどう見るか、そこに私たちの未来があると考えています。

 

【使命(MISSION)】テクノロジーに使われるのではなく、使いこなす人を育てる

 

テクノロジーは人間の生活をとても豊かで便利にしてくれます。しかし、その一方で私たちを不健康にしたり、味気のないものにすることもあります。

ITを始め、テクノロジーとはあくまで「道具」であり、人間がそれをどう使うかで良し悪しが決まります。便利さや快適さにただ引き寄せられていくのは、道具との正しい付き合い方ではありません。

 

【構想(VISION)】

①テクノロジーと人間の調和を図る

先述したように、テクノロジーは人間を不幸にすることもできます。では、そうしないためには、何ができるでしょうか?

おそらく、徹底した善意でツールの開発に臨まなければいけません。いかに技術の発達がめまぐるしいとはいえ、私たちは、盲目的にそれを追従するのではなく「人間にとってテクノロジーとの関係性はどのようなものが理想的であるのか?」を思考することを忘れません。

 

②ITを学ぶことに「道」を求める

私たちは、子供たちがITを学ぶとき、心技体の整った人であってほしいと望んでいます。ITの本質とは通信であり、情報を交換しあうことがその基礎となります。

技術も大切ですが、心身ともに健康でなければ、ネガティブな情報を通信し合い、ネットワーク上でお互いを不健康に陥れることになります。

このことをよく理解し、技術とともに、情報に対する倫理観や健康的な付き合い方を追求する人を育てます。

 

【価値基準(VALUE)】

①和を以て貴しとなす

私たちは、上述した構想を実現するために、テクノロジーを取り巻く環境と、それに対する哲学を追求する必要があります。私たちが新しく倫理観を構築するために、その基礎として日本古来からある考え方を採用することにしました。

これはテクノロジーのことに限らず、根本的に、私たちがイメージするものごと全てに調和の在り方を考えていく必要があるということでもあります。

 

②心技体

テクノロジーを学ぶとき、心技体のバランスが整っていることを重要視します。良い技は健全な心によって操られ、健全な心は健全な肉体によって育まれると考えています。

 

③理想的な教育環境を探る

教師や教材はもちろん大事ですが、それらを含んだ「子供たちを取り巻く環境」という大きな枠で教育をとらえていきます。理想的な教育がどのようなものであるかを探るために、その環境同士にも競争と協力、切磋琢磨が必要であると考えています。

 

④教えることに勇気を持つ

子供たちに何かを教えるときに「正しく使えるだろうか、間違った使い方をしないだろうか」という不安はつきものです。

しかし、物事は常に、良い面と悪い面の両方から見ることができます。そのため、それ自体の良し悪しを議論するのは不毛であり、「善意の下で技術を使うような心得を身に付けさせる」という実践的な取り組みによって解決できると考えています。

 

⑤子供たちの能力を信じてみる

私たち大人は、無意識に子供のことを「大人よりも能力が低い」とみなしがちですが、果たして本当にそうでしょうか?ときには倫理観でさえ大人より優れた価値観を持っている子供もいます。

子供たちの能力や可能性を信じて、それを「見たい」と思う気持ちを大切にしていきます。

 

【取り組み(EFFORT)】

①「ITを学ぶ子供たちの祭典」を開催し、適切な競争環境を創る

私たちはEXA KIDSを開催することにより、ITを学ぶ子供たちはもちろん、それを支援する教育業者やIT関連企業にも広く参画を呼び掛け、適切な競争環境をつくることによって、それらの質を高めようとします。

 

②多様な評価軸を設計する

多様性社会を実現するために、多次元的に子供たちを評価します。評価軸が多ければ多いほど、それぞれの個性に応じた評価ができるようになります、むしろ、どれだけ自分の個性を発揮できたのか、ということを評価したいと思います。

 

③ITを学ぶことに、相手・ルール・感動を持ち込む

大会を開催することで、ルールやライバルがうまれます。コンピュータとだけ向き合うのではなく、コンピュータを通して人と向き合うことが重要だと考えます。

また、多くの人に参加してもらうことで、熱狂や感動が生まれ、参加する子供たちに適度な負荷と、切磋琢磨できる環境を与えることができます。

 

④テクノロジーとの向き合い方を考えるために、哲学的問いを掲げる

ディスプレイの向こう側に世界が広がれば広がるほど、私たちはそこに没頭しやすくなります。このことがどういった意味をもつかはまだほとんどの人にはわかりませんが、そのことをどう捉え、どう作っていくかによって積極的なコントロールが可能になります。

それゆえに私たちは、子供たちに「考えるきっかけ」を与えたいのです。

 

⑤一般社会との接点を設計する

子供たちの素晴らしい才能を発見したとき、それを育んでいくための能力や環境を私たちがもっているとは限りません。もしかすると、どこかの一般企業がたまたま彼の才能を活かすコンテンツを持っているかもしれません。

私たちは機会を提供することを第一として、そのように彼らが最適な師や環境と出会う可能性を広げていくことを考えます。

 

⑥社会にこれらを広く伝播し、社会全体で教育を行うことを呼びかける

これまでで述べてきたように、私たちは「子供たちは未来そのものである」「子供たちを育てるのは周りの環境である」という考え方を持っています。

つまり、子供たちを育むことは、一部の教育者や教育業界、保護者や政治家だけのものでなく社会全体で関わるべきことであると強く信じています。このことを各界に呼び掛けていくことも私たちに必要な取り組みだと考えています。

「EXA KIDS」の意味

「EXA(エクサ)」とは、キロ、メガ、ギガ、テラ、ペタ、エクサ、、、と続く、数の単位で10の18乗(百京)を意味します。

コンピュータが扱うデータ量は、年々増大しています。個人で扱うデータ量といえば、せいぜい20年前はキロバイトそれから数年でメガバイト、ギガバイトと飛躍的に増えてきました。

(概ね、キロバイト:文章や軽い画像、メガバイト:音楽、ギガバイト:高画質な動画)

まだまだエクサバイトのデータ量を扱う未来がどのようなものか私たちには想像がつきませんが、エクサの時代を築いていく子供たち自身が、私たち大人に未来の片鱗を見せてくれるでしょう。

 

【アジア大会を目指す理由】

EXA KIDSは国際大会として成長していく壮大な構想を掲げていますが、そのためのステップとしてまず、アジア大会となることを目標としています。

 

①福岡をアジアのリーダー都市へ

福岡市はアジアのリーダー都市となることを標榜しています。大都市一極集中ではなく地方都市が栄えていくためには、たしかに、その土地の利を生かしたまちづくりをする必要があり、福岡にとってはベストな標榜に思えます。しかし、未来にわたってその根拠を支えるものはなんでしょうか?

教育面からも「アジアのリーダー都市」となることはその街づくりの基礎をより力強くできるものだと考えています。

 

②本当のグローバリズムとは?

グローバリゼーションが進み、どんどん国境をまたいだ活動が盛んになってきます。積極的な国際交流や国際ビジネスが奨励され、グローバリズムが進みますが、目指すべきグローバリズムとは国や地域の境がなくなり、同化・均一化を目指すものでしょうか?

私たちは、本当のグローバリズムとは各地域、国、文化が育んだ個別の特性を国際社会においてお互いに提供し合い、需要と供給において調和を図ることだと考えています。つまり、地域性という個性までを潰す必要はなく、その個性は国際社会で対話をするために重要なツールでもあるのです。

 

③欧米至上主義に基づいていないか?

私たち日本人は、欧米の文化の影響を強く受けています。それ自体が悪いことではありませんが、バランスが悪いのであれば改善すべきでしょう。洋画をよく見、洋服を着、洋食を頻繁に食べる私たちにはどことなく欧米社会への憧れがあるのではないでしょうか?

欧米社会に対して盲目的に「進んでいる」と感じる価値観は再考の価値があります。

 

④精神文化の重要性

「西洋文化は物質文化、東洋文化は精神文化」というような大枠の考え方があります。そのような構図があるとすれば、シンプルに「物質的に豊かな人」と「精神的に豊かな人」はどちらが豊かであると言えるのでしょうか?私たちは、子供たちにITを教える団体であるため、その意味や影響をしっかりと検討する必要があります。

ITとは通信(コミュニケーション)が基礎となる分野なので、IT社会の上での活動は人間の精神が主体のものと言えます。新しい技術、速い技術に身を任せるだけでなく、その上にどのような精神文化を築くべきかを考える必要があると考えています。単に世界規模にスケールを広げていくのではなく、物事の成り立ちや身の回りをよく理解しながら世界を広げていくべきでしょう。

 

⑤未来の人間関係

EXA KIDSで日本の子供たちが海外からの参加者と競い合うとき、良きライバルであり、生涯の友となってほしいということを考えます。

ときに、福岡市は主にアジア圏からの外国人労働者の受け入れを推進しています。これにはもちろん賛否両論がありますが、私たちがこれについて考えるとき「日本のことを好きになって帰ってほしい」というシンプルな結論にたどり着きます。

国際情勢や経済のこと、マクロな考えもありますが、結局のところ私たちが思うことは「隣人と仲良くありたい」ということなのだと思います。

【課題(ISSUE)】

私たちは、ITと教育をとりまく環境において以下のようなことを課題として認識し、解決するための要素としてもEXA KIDSを位置づけています。

 

①日本のIT基礎力の遅れ

日本は「IT後進国」とも揶揄されるように、先進国中ではIT分野において遅れをとっていると考えられています。さらにこれからの時代、国際化とIT化が進む中で、IT教育面でも遅れている日本で育った子供たちが、国際的に競争力が弱くなってしまうことを危惧しています。

そのため、子供たちが楽しく前向きにITを学ぶことができるような環境を提供します。

 

②プログラミング教育の形骸化

日本でも①のような状況を鑑みてか、プログラミング教育必修化が決まりました。しかし、「何のためにどうやってプログラミングを教えるのか」の議論が迷走し続けてきました。結果的に「プログラミング的思考能力」という極めて曖昧なキーワードのもとに制度化が進み、結局は教育現場の解釈と匙加減に任されることになります。

一方、民間業者らは2020年の義務化を商機ととらえ、シェア争いや、普及しやすい教材の開発競争を行っています。私たちはEXA KIDSという競争の舞台を作ることで、商業的ではなく実質的かつ適切な競争環境を生み出そうとしています。

 

③ITを学ぶ子供たちが評価される機会がない

現状ITを学ぶ子供たちにとって、評価される場や、目指すべき目標が少ないことが重要な課題だと考えています。大人たちが、子供たちがITを学ぶとき「仕事」のツールを「勉強」するものだと考えているからかもしれません。

スポーツや芸術と同様に、ITそれ自体が目的となっても何ら問題はないでしょう。いますでにITを学び、大人顔負けのスキルや表現力を持った子供たちもたくさんいます。EXA KIDSでは、そういった子供たちにも活躍の場を与えたいと考えています。

 

④スマホ依存などの社会現象、人間とテクノロジーの付き合い方

ほとんどの保護者たちは「子供たちをスマホ・ゲーム・パソコンにどの程度触れさせるべきなのか」「発育や健康に悪影響はないのか」などの不安を抱えています。これは世界のIT技術者や科学者たちも真剣に悩み取り組んでいる課題であり、その影響が結果的にどのようなものであるかをすぐに知ることはできません。

しかし、現実に子供たちを教育している私たちは、常に現場でその判断をしなければならないため、私たちはそれらの課題に対して様子を見ながら不安に思うことをやめ、積極的に働きかけることを解としました。

つまり、ITをどのように人間社会に役立てるのが理想的なのかを、子どもたちと一緒に考えていきます。

 

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