「嬉しいけど悔しい」 準優秀賞の心境|EXA KIDS 2024 インタビュー記事

前回チャンピオンであり、エクサキッズ2024では準優秀賞を受賞した蓬田くん。

喜びとともに残る悔しさ、その心境を正直に語ってくれました。彼の作品に込めた思いや、創作の裏側に迫ります。


「最後のエンディングシーンがすべて」
創作のテーマ

インタビュアー:まずは、今回の受賞おめでとうございます。率直な感想としては、どうでしたか?

蓬田くん:そうですね。正直に言うと、作品の出来としては最優秀賞を狙える自信もあったので、悔しかった部分もあります。でも、連覇はやっぱり難しいだろうなというのも感じていたところもあり、その中で、準優秀賞をいただけたので、うれしかったです。

インタビュアー:今回の作品、すさまじかったです。昨年からさらに進化していて。改めて、意識したところやこだわりなど、聞かせてもらえますか?

蓬田くん:プレゼンでも話した通り、作品のテーマは「大変だけど、大変だからこその楽しさや尊さがある」みたいなところなんですが、作品で言えば本編がその「大変さ」の部分を担っていて、エンディングのシーンが「楽しさ・尊さ」を表現しているんです。そういう表現、バランスのところは、自分でもかなり意識したし、うまくいったんじゃないかなと思ってます。

インタビュアー:たしかに、見ている側もその通りの読後感を得られる仕上がりになっていたように思います。とくに思い入れのあるシーンはどこでしょう?

蓬田くん:終盤に、これまで振り回されていた親タオルの方が、トランポリンで失敗していじけている子タオルの手を引いて、一緒にトランポリンで飛び上がるシーン。あの表現の方法はかなりこだわりました。

インタビュアー:なるほど。今回の作品、親子のドラマを、どちらかというと親目線で描いているように見えたんですが、どうやって親サイドの視点を得たんでしょう?

蓬田くん:自分自身が「落ち着きがない」とよく言われていたんですけど、お母さんはよく「落ち着きがないからこその面白いエピソード」を話してくれていたんですよね。親目線に立てているというより、その聞かせてもらった話から思いついたという感じです。

インタビュアー:いいエピソードですね。蓬田くん自身は、今はもう落ち着いたんですか?

蓬田くん:どうなんでしょう(笑)
CGの道をいく、という意味では、また振り回すことになるかもしれません(笑)


「小さい頃の僕を思い出して」
過去と現在の創作活動

インタビュアー:この1年で一番成長したなと思う部分はどこでしょう?

蓬田くん:ストーリーを描く力は上がってきているなと思います。

インタビュアー:それはどうやって磨いたんですか?

蓬田くん:ストーリー力を磨く目的で映画を見たりするので、インプットはそういうところですね。

インタビュアー:面白そうだから見よう、だけじゃなくて、学ぶために見ようという視点で作品に触れているのがすごいですね。

蓬田くん:あとは、過去の自分の作品を見直して、「もっとこうした方がストーリーとして面白いな」というところから改良したりもしています。

インタビュアー:なるほど。Blenderそのもののスキルというより、映像作品をつくるスキルを磨いてきたわけですね。

蓬田くん:それはとても意識してますね。「心にグッとくる作品」というのが自分の一番の軸なので。やっぱり、いくら見た目が良くても、ストーリーが良くないと心は動かないじゃないですか。なので、どうしたら見ている人が共感できるか、とかを常に考えてつくってます。

インタビュアー:「何かすごかった」とか、「絵がきれいだった」で終わらない作品ということですよね。

蓬田くん:そうですね。


「もっとリアルに、もっと人を動かす」
将来の目標

インタビュアー:今後の活動について教えてもらえますか?

蓬田くん:まず、今後は一旦コンテストに参加するペースを落とそうかなと思ってます。最近は、エクサキッズも含めてコンテストへのチャレンジが多かったんですが、そこに関しては十分にやれたな、実績も積めたなという感覚があるので。

インタビュアー:おお、そんなにたくさんコンテストに出してたんですか?

蓬田くん:そうですね。8〜9個くらい。

インタビュアー:それは相当忙しかったですね(笑)
その代わりに、どんなことをしようとしているのでしょう?

蓬田くん:英語の勉強とか、Blenderの技術上げるとか、色々あるんですが、他のソフトをもっと練習したいというのが一番ですね。Zbrushとか、Houdiniとか、そういうソフトを練習して使えるようになりたいんです。

インタビュアー:面白いですね。そこはやっぱり、映像制作に必要なことに充てていこうとしているわけですね。純粋な疑問なんですが、CG以外でやってみたいことだったり、全然関係ないものに心惹かれたりとかはないんですか?

蓬田くん:ないですね。CGをやっていくと決めているので。

インタビュアー:すごい。それはもう仕事としてということですよね?

蓬田くん:そうです。CGを始めたときから決めています。

インタビュアー:小学4年生のときにすでに決意したんですね。その先、「仕事としてCGをやっていく」の先の野望みたいなものは何ですか?

蓬田くん:それは今と変わらないですね。この先も、とにかく腕を上げて、人の心を動かせる作品を作り続けるだけです。

インタビュアー:いいですね。さらにインプットを重ねたり、スキルを磨いた蓬田くんがとても楽しみです。今日はありがとうございました。

蓬田くん:ありがとうございました!

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