
エクサキッズ2024で、見事「エキスパートコース優秀賞」「審査員賞(KATHMI賞)」に輝いたやまやまくん。
そのユニークな発想と高い技術力、オリジナリティあふれるプレゼンテーションで審査員や観客を驚かせました。今回は、彼の創作の原点や今後力を入れていきたいことなどについてお話を伺いました。
道で見たもの 夢で見たもの
全てがアイデアの源泉に
インタビュアー:まずは、今回の受賞おめでとうございます。一次審査会の時から、「すごいプレゼンターが現れた」と話題になっていました。やまやまくんが創作を始めたきっかけを教えていただけますか?
やまやまくん:幼稚園や小学校低学年の頃から、紙にロボットの絵を描いたり、Keynoteを使ってロボットを作ったりしていました。それから、父が仕事でBlenderをインストールしたのがきっかけで、デジタルモデリングに本格的に取り組むようになりました。
インタビュアー:Keynoteでロボットを作っていたとはユニークですね。
やまやまくん:Keynote上で図形を組み合わせたり、ペン機能を使って形を変えたりしてロボットを作っていました。アニメなどで見たものを再現してみたり、など。



インタビュアー:どのようなアニメに影響を受けましたか?
やまやまくん:「とくにこれ」というのは難しくて、色々あるんですけど、たとえば「未来少年コナン」や「ガンダム」、それに「ムジカ・ピッコリーノ」のキャラクターなどには影響を受けたと思います。
インタビュアー:なるほど。特定の何かというより、本当に色々なものから着想を得ていたんですね。
やまやまくん:はい。そこから今はもう、道などでふと見かけたものだったり、夢に出てきたものだったり、さらに色々なものから作品のヒントを得ていますね。
インタビュアー:例えばどのようなものですか?
やまやまくん:電柱の細かい部品から妄想が広がって、頭の中で設定を描きながら帰って、家でブレンダーを使って形にしてみたり、という感じです。
ほぼ全てがオリジナル
無限の可能性こそBlenderの魅力
インタビュアー:Unityやscratchなどを触ったこともあると聞きましたが、そんな中でもとりわけBlenderにハマったのはどうしてだと思いますか?
やまやまくん:一言では難しいんですけど、たとえばショートカットさえ覚えれば無敵なところとか、日本語で作業できるところとか…。あとはやはり、作り込み次第で現実と見分けがつかないくらいのリアルさを出せるところですね。
インタビュアー:それだけのリアルさを出そうと思うとなかなか大変だと思いますが、出来合いの素材やアセットなどを活用したり、ということも結構ありますか?
やまやまくん:ほぼないですね。学びたての頃にダウンロードしていたものが紛れ込んだりはありますけど、今はほぼ全てオリジナルです。

インタビュアー:すごいですね。Blenderは独学ですか?どうやって学んできましたか?
やまやまくん:最初はYouTubeのチュートリアル動画を見て学びました。「3Dのメモ帳さん」や「3Dにゃん」などの動画をよく見てました。あとは、海外のチュートリアルも参考にしていますね。
インタビュアー:できることが無限にある分、学ぶにしても取捨選択が必要なところがあると思うんですが、とくにどの領域を伸ばしていきたい、どんなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
やまやまくん:とにかく、「自分の頭に描いたものを、描いた通りに表現できる」という状態を目指しています。それが何より大事です。そのために、使い勝手の良い素材を作りためたり、モーションやエフェクトの技術を勉強したり、というところですね。

初めてのEXA KIDS
印象に残った作品など
インタビュアー:これまで、コンテストへの出場経験はありますか?
やまやまくん:はい。小学六年生の頃、Webアニメコンテストに出展した2作品で、株式会社リオ最優秀作品賞、CLIP STUDIO PAINT賞をいただきました。それから2024年にも、Webアニメコンテストに出展して、2作品とも大賞と「だんグラ賞」というのをいただきました。そのほかは、年齢制限のない「もえろ!アニメコンペティションフクヤマニメAWARD」で、「審査員特別グラミネーション賞」をいただきました。
インタビュアー:すごいですね。大人に混じってコンテストに出たんですね。
やまやまくん:はい。授賞式にも出席したんですけど、皆さん温かかったです。


インタビュアー:やまやまくんの技術力を考えると納得です。今回の作品はロボットアニメーションでしたが、とくにこだわった部分など改めて教えていただけますか?
やまやまくん:膝関節やボールジョイントの動きなど、細かい部分を再現することにこだわりました。ロボットの関節や機構を設計するときは、ガンプラや実際の骨格標本を参考にしたりなど。

インタビュアー:すごいですね。制作中、とくに大変だったことは何でしたか?
やまやまくん:静止画では成立しても、やっぱり動かすと破綻することも多くて、それを何度も修正していくのは根気がいりましたね。まあでも、この「動きを付ける」というところは、作品に命が吹き込まれるのを感じられる瞬間でもあるので、楽しみながら取り組めたと思います。
インタビュアー:好きだからこそ、というところですね。
Blenderフル活用のアニメーションというところでは、今年の蓬田くんの作品もジャンルとして近いと思いますが、やっぱり刺激を受けたりしましたか?
やまやまくん:すごかったですね。タオルの表情が動きだけで細かく伝わるってのが、すごくすごかったです。すみません、語彙力がちょっと追いつかないんですけど(笑)「いま笑ってるな」とか「あ、いま焦ってる焦ってる」とか思って見てて、途中で「あれ?顔がないのに何でここまで伝わるの?」と思いました。物理演算とモーションが両立できるんだっていう、技術的なところでもびっくりして。
インタビュアー:なるほどなるほど。Blenderの技術に加えて、「映像表現」としての技術みたいなところに感動したわけですね。
やまやまくんは、次に取り組む作品などは決まってるんですか?
やまやまくん:アイデアとしては、頭の中でたくさん順番待ちしてる感じですね(笑)
インタビュアー:なるほど。今後も目が離せないですね。これからの活躍を楽しみにしています。今日はありがとうございました。
やまやまくん:こちらこそありがとうございました!












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