目指すは”令和の津田梅子”:つむpianoさんの理想|EXA KIDS 2024 インタビュー記事

エクサキッズ2024のステージに登場したつむpianoさんは、音楽とテクノロジーをつなぐ独自の作品で、多くの観客を魅了しました。

昨年の初出場の時から、楽曲制作の技術だけでなく生演奏で見せる感性や、その活動の広がりにも注目が集まる彼女。その創作の源泉と、これからの展望について聞きました。


独学からはじめたピアノ
DTMとの出会いまで

インタビュアー:まずは、「エキスパートコース佳作」「企業賞(ITeens Lab賞)」「審査員賞(犬飼賞)」の受賞おめでとうございます。昨年のプレゼンテーションのインパクトから、今年はすでにファンがついていた印象です。

つむpianoさん:ありがとうございます(笑)。

インタビュアー:せっかくなので、基本的な部分、これまでのITや音楽との関わりといったところから、教えてもらえますか?

つむpianoさん:元々、ピアノはずっと独学で、耳コピだけで弾いてました。そのあと、「基礎だけは身につけておこうかな」と思って、小学校2年生から習い始めました。

インタビュアー:自分で作曲を始めたのはいつ頃ですか?

つむpianoさん:同じ頃ですね。ちょうどそのタイミングで、今通ってるN中等部の開校発表があって、「パソコンで曲を作ってみたい」と思ったのがきっかけでした。

インタビュアー:ピアノとDTM、だいぶ感覚の違いがあったんじゃないですか?

つむpianoさん:はい。それまでパソコンもそんなに触ったことがなかったし、プログラミングの知識もゼロだったので。でも、GARAGEBANDを使って曲をつくる授業があったので、そこで一から全部覚えていきましたね。


人とのつながりが
作品の幅と奥行きに

インタビュアー:この1年で、活動の幅がかなり広がりましたよね?何がきっかけだったんでしょう?

つむpianoさん:誕生日にMIDIキーボードを買ってもらって、ようやく制作環境が整ってきたというのは大きいです。

インタビュアー:いいですね。好きなだけつくれる状態になったわけですね。

つむpianoさん:そうなんです。あとは、発表でも話したんですけど、人と関わる機会がすごく増えたことは自分の中でとても大きかったです。

インタビュアー:どういう機会ですか?やっぱり音楽関係?

つむpianoさん:本当に色々です。地元・大阪に帰って、日経新聞さん主催のフォーラムに参加させていただいたり、「ツーリストシップ」っていう観光系のボランティアに関わったり……音楽とは関係ない活動からの出会いもたくさんありました。

インタビュアー:いろんな種類の出会いが、音楽にも影響したんですね。

つむpianoさん:はい。実際に音楽をされてる方はもちろん、色んな人のお話を聞けるだけでもかなり刺激になるし、自分の活動に対する視野も広がった気がします。


路上ライブに施設での演奏
勇気を振り絞って挑む

インタビュアー:ライブなど、音楽活動の方も積極的にやってますか?

つむpianoさん:はい。都内のライブハウスで自分の曲を歌ったり、クラシックのコンサートに出させてもらったり。あとは、今月から老人ホームでのピアノ演奏も始まるんですよ。

インタビュアー:すごいステージですね。どこからそういう話が来るんですか?

つむpianoさん:学校の先輩のつながりだったり、親のつながりだったりですね。

インタビュアー:知らない人の前で演奏するなんて本当に肝が座ってますね。元々、物怖じしないタイプなんですか?

つむpianoさん:いえ、めちゃくちゃ緊張します(笑)。本番が近づくとご飯が喉を通らなくなるタイプで(笑)。

インタビュアー:(笑)。そんなとき、どうやって自分を奮い立たせるんですか?

つむpianoさん:うーん……今は知ってる人が応援してくれていることが多いんですけど、これからは自分を知らない人にも聞いてもらって、自分の実力で応援してもらえるように頑張りたいなと思っているので。それを考えると、「やるしかない!」ってなりますね。


あれもこれもやってみたい
目指すは令和の●●●●

インタビュアー:今後も、コンテストなどに積極的に参加していくんですか?

つむpianoさん:そうですね。DTM甲子園とか、世田谷区のコンテストとか、いくつか応募を考えているものはあります。

インタビュアー:いいですね。これからの活動は何が軸になっていくんでしょう?

つむpianoさん:今は「これがメイン」と決めつけずに、いろいろ試してみたい時期です。制作も続けるし、ライブもしていきたい。まだちゃんとやったことない分野にも挑戦したいと思ってます。(※)

インタビュアー:さらに幅を出していくわけですね。将来的に「こうなりたい!」みたいなイメージはあるんですか?

つむpianoさん:音楽を仕事にするかどうかはまだ分からないけど、ずっと音とは関わっていたいと思っています。あと、実は「音楽で有名になって、自分で通信制の中学校をつくる」という夢があって、そのために『ブライトフューチャー』という名前の組織も立ち上げました。まだ一人ですけど。

インタビュアー:すごいですね。そういった領域でも活動していくんですね。

つむpianoさん:私はいつも、「令和の津田梅子になりたい」って言ってて(笑)。そういう活動ができたらいいなと。アーティストの世界で言うと、MISIAさんのように音楽を通じて社会的な活動もしていけたら素敵だなと思っています。

インタビュアー:つむpianoさんの行動力なら絶対できると思います。今後が楽しみです。今日はありがとうございました。

つむpianoさん:頑張ります。ありがとうございました。

(※)インタビュー時には広い幅で活動されていたつむpianoさんですが、その後、さまざまな経験を経て、現在は音楽をメインとして活動していく進路を選ばれたそうです。

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