【出場者インタビューvol.1】高田青周くん/命の重み、人生を分ける選択 「いま、伝えたいこと」を作品に込める。

【出場者インタビューvol.1】高田青周くん/命の重み、人生を分ける選択 「いま、伝えたいこと」を作品に込める。

【出場者インタビューvol.1】エキスパートコース最優秀賞受賞 高田青周くん

 

EXA KIDS 2018エキスパートコース最優秀賞受賞

高田青周くん/高校1年生

 

中学2年生で初めてプログラミングを体験し、「EXA KIDS(エクサキッズ)2018」に出場した高田青周くん。

プログラミングを始めて一年弱で一次通過するまでの技術を身につけ、エキスパートコースで最優秀賞を受賞。

当時を振り返って、大会に参加した前後の変化や優勝した時の思いを聞きました。

 

ダメでもいいから一回だけ

母に頼んで手にしたチャンス

僕がプログラミングを始めたのは中学2年生のときです。テレビで大学生が流行りのゲームをつくっているのを見て、自分もプログラミングをやってみたい、と思ったんです。すぐにお母さんに話しましたが最初は「本当にできるの?」と心配そうでした。

でも、どうしてもやってみたかったから「もしやってみてダメだったとしても、一回だけ体験に行ってみたい」と頼み込んで体験会へ連れて行ってもらったんです。人生初のプログラミング体験では野球のゲームを作りました。

難しい部分もいろいろとありましたが、頭の中にあるものを実際にゲームにしてみる、というのが楽しくて。思う通りにならない部分もありましたが「なんでうまくいかなかったか」を考えてやってみて、うまくいったときにはすごくスッキリしました。

 

プレゼン本番への緊張と不安

両親の支えで乗り越えた壁

「EXA KIDS」に出場したのは、プログラミングを習いはじめて約一年後のことでした。作品を応募して、一次審査の合格通知がメールで届いたときはすっごく嬉しかった。お母さんからは「この短期間でよくやったね」と言ってもらえました。

作品自体は結構いけるんじゃないか、と思っていましたが心配だったのは本番のプレゼンです。語彙力がない自分にうまく発表ができるか自信がなかったんです。最終審査の発表で使うスライド資料の準備をして、お父さんとお母さんに練習を見せて「ここを強調したほうがいい」とアドバイスをもらいました。

本番当日のプレゼンは緊張しましたが、思ったよりはうまくいきました。最初に審査員の方々にデモンストレーションを見てもらって、ゲームオーバーになったときの演出が狙い通りにウケて笑いを誘うことができたんです。

 

嬉しかった審査委員の言葉

出場を機に自信が生まれた

本番のステージで、特に熱を入れてプレゼンをしたのはキャラクターの細かい動きです。僕は昔のマリオゲームが好きだったので「ドット絵」を使って「レトロゲーム」にしたんです。審査員の方から絵やキャラクターへの評価が高くて「キャラクターデザイナーになったらいい」と言ってもらえたことがすごく嬉しかったです。

表彰式で「最優秀賞」だと分かったとき、本当に驚いて気持ちは高ぶっていました。当時は思春期真っ最中だったので喜びをステージでは出せなかったけれど(笑)。お父さんからは「よくやった」と褒めてもらえて、家に帰ってからは嬉しさのあまり、その日は夜ご飯を食べた記憶がないくらいです。

「EXA KIDS」に出場する前までは、ゲームを作っていてもなんとなく動きが思うようにいかない感じがあって。でも、出場後は「こうすればこうなるんじゃないか」と動かせるようになったし、自信が生まれました。

 

熊本の震災、祖母の死

命の重みをストーリーに込める

最優秀賞をもらった作品のタイトルは「ONE LIFE(ワンライフ)」と言って、人間の「たったひとつの命」をモチーフにしたゲームです。1ステージ10秒という短い時間を生き延びる回避ゲームで、敵の攻撃をどうよけて生き抜くかが勝負になります。

2017年は4月に熊本で震災が起きて、僕自身、福岡でも揺れを感じて怖い思いをしました。その後、夏にはおばあちゃんが亡くなって、作品をつくっているときに一番、頭にあったのが人の命の重みだったんです。

僕がいままでゲームをやってきて感じてきたのがは、そのゲームの中にあるストーリーです。特に好きなゲームはプレステ4の「デトロイト」で、これは生きるか死ぬかをかけた選択をしていく中で物語が進んでいきます。自分が伝えたいことをゲームを通して表現することができる。ここが奥深くて面白いところだと思います。

 

大会出場で芽生えた目標

関わっていたいと感じる人たち

最終審査の出場経験をきっかけに新作のゲームを作ったり、キャラクターのイラストを描いたりするようになりました。近頃はiPadで絵を描いてインスタにアップしています。今年の夏は、以前つくった「ONE LIFE」のバグを修正して、自分が納得するまで作り込みたいですね。

「EXA KIDS」は僕にとってすごく影響が強かった。将来はプログラミングやキャラクター制作に関わりたいと思っていますが、もしも、それが叶わなかったとしても、ITやそういう業界で仕事をしたいと思っています。

ITの大会に出てみて自信を持つことができたし、プログラミング教室に通っている間の生活がとても楽しかったから。それに、プログラミングの話をしているときは先生たちは笑顔が多いんです。だから、こういう人たちとずっと関わっていきたいなって。

 

悔しい思いをしたとしても

その経験が必ず、役に立つ

僕が「EXA KIDS」に出場したときは中学2年生で、人前で話すことがとても恥ずかしくもありましたが、自分のつくった作品を人にみてもらう、というのはとてもいいことだと思いました。自信になるし、その経験は絶対に役立ちます。

賞を獲れなかったとしても、悔しい思いをすれば改善するために何がダメだったのかを考えるきっかけになる。そういう場をこれからもつくってほしいと思います。

きっと、今年の「EXA KIDS」にもすごい参加者がたくさん出場すると思うので、そういう人たちの作品を見て楽しんでほしいです。もちろん、僕も8月10日は観に行きます。

 

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