「EXA KIDS 2020」で優秀賞を受賞した安東鷹亮(ようすけ)くん。2018年、小学4年生で初出場し、2019では「チャレンジコース」「エキスパートコース」と2つのコースで賞を獲得。その腕前は審査員から「大人になったらゲーム業界にぜひ就職して欲しい」と声がかかるほど。苦手なプレゼンの練習に付き合い、ずっとそばで応援し続けてきたお母さんにお話を伺いました。
↓過去のインタビュー記事
コンテスト常連のエース
全国の好敵手と出会う
-3年連続の出場、そして2年連続の受賞ですね!おめでとうございます。
ありがとうございます。今年の出場者もすごい子たちがたくさんで驚きました。
-初めてのオンライン開催はいかがでしたか?
鷹亮はじっとしているのが苦手な方なので、リアルな会場での発表のほうが良かったかな、と最初は心配していましたが、オンラインだとプレゼンのときに自宅でリラックスした状態で話せるのでそれは本人にとって良かったんじゃないかな、と思いました。
私の気持ちとしては、コンテストに出場することで同年代のプログラミングが好きな子たちと交流できるので、そういったリアルな触れ合いがなくなるのはちょっと残念な気もします。それでも、オンラインでここまで本格的なコンテストを開催してもらえたのは嬉しかったですね。
控え室を用意して子供たちの緊張をほぐしてくださったりと、本番の裏側でも運営に気を遣っていただきました。一次審査を通過した後、ファイナリストのメンバーがグループに別れてそれぞれメンターさんがついて本番前に発表の練習をしましょうと声をかけてくださったんですが、鷹亮はその輪に入らずマイペースぶりを発揮していましたが(笑)

-他の出場者のプレゼンを見ていかがでしたか?
最優秀賞を獲った川口さんのチームが印象的でした。リーダーとしてチームをまとめていて感心しました。その他の出場者の子たちも一人ひとり、技術がすごい子、プレゼンが上手な子、それぞれ強みを持っていてその強みを発揮していることが伝わってきました。
出場3年目の変化
作品づくりのその先へ
-2019年の出場から1年経ちましたが鷹亮くんの成長や変化は?
私自身、プログラマーとして仕事をしているんですが、技術力だと私もついていけないレベルの話を振られるので正直、戸惑うこともあるんです(笑)
でも、この一年で鷹亮はたくさんのことを考えるようになりました。今までは「つくりたい」という気持ちがいっぱいで「つくること」が目的でした。それが、今は長い目で見て「いつか、これが誰かの役に立つかもしれない」と考えるようになったんです。
-作品をつくったその先まで想いをめぐらせているんですね。
そこはあんまりなかった視点だと思います。鷹亮は2018年の出場のときからコンテストのために作品をつくっているというよりは、そのときどきで思い付いてつくったものをコンテストに出す、という感じでした。あまり周りからの評価を求めたり、気にしたりする性格ではないんです。
でも、私が今回のコンテストですごく良かったと思うのは視聴者の方々の応援メッセージが見られたことですね。投票してくれた方のコメントを読むことができてすごく嬉しかったです。これからも鷹亮はきっと変わらずものづくりし続けるのかなと思います。親として陰から支え、ともに成長していきたいと思っています。
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