EXA KIDS 2023 エキスパートコース準優秀賞を受賞したあんじさんにインタビューを行いました。
▼プレゼンテーションのダイジェスト▼
https://youtube.com/shorts/LA54i9doStk?si=2T5tjs6PuCMEz2Uv
ITやエクサキッズとの出会い
一人で黙々と学んできたこれまで
インタビュアー：近藤 悟(EXA KIDS 2023 実行委員長)
エキスパートコース、準優秀賞の受賞おめでとうございます。
あんじさんは常連組のイメージですが、インタビューするのは初めてですね。
そうですね。
これまでの参加を見ると、色んなものに触れている印象なんですが、プログラミングとの出会いや、これまでの歩みを簡単に教えてもらえますか？
最初は小学３年生くらいのときで、スクラッチをさわりはじめたのがきっかけでした。
そのとき、初回のエクサキッズを知って、いとこと一緒に実際に行ったんですよ。
初回ということは、オフラインでやってたときですね。
コンテストだけではなく、色々なブースがあったとき。
そうです。
目的はマイクラのブースだったんですけど、人が多すぎてあきらめて…。
でも、そのときにコンテストの存在も知って、自分も出てみようと思ったんです。
それで、次の年にチャレンジしたわけですね。
はい。４年生に上がってからスクラッチを本格的にさわりはじめて、作品をいくつか作ってみて、エクサキッズのコンテストに初挑戦しました。
それが本当に楽しかったので、ずっと出てるという感じです。
なるほど。
これまでの出場を見ると、色んなジャンルで出ていますよね。
そうですね。５年生くらいからはマイクラでコマンドの方をやりはじめて、６年生になってからは音楽制作の方にもちょっと手を出したりして。
中学１年生の夏休みに理科の自由研究でアルコールディスペンサーをつくって、そのときにラズパイとかパイソンとかを初めてさわりました。
そのあたりは全て独学ですか？
教室に通ったりなどは？
してないですね。
スクラッチとかも、僕の周りではやってる子はいなかったです。
では、一人で黙々とやってたんですね。
そうですね。YouTube見ながら真似したりしてました。
必要なイラストなどの素材は自分で描いて、プログラミングは真似する形で。
自分で頑張ってやってました。
身の回り以外で、そういうコミュニティに自分から参加したりはしていないんですか？
それこそ、小４のときに参加したエクサキッズで、安東くんや木村くんと仲良くなって、安東くんのところがやってるCoderDojoにときどき行ったりしてます。
教える側ですか？
いえ、さすがにそこまでは…(笑)
本気だからこそ生まれた
かけがえのないつながり
エクサキッズを見ていると、出ている子たちのカバー範囲の広さに驚きます。
あれもこれもやったことある、さわってみたことある、みたいな。
たしかにそうですね。見てて思います。
あんじさんは、元々は夏休みの自由研究がスタートと言ってましたが、普段はどんな感じで作品をつくりはじめますか？
やっぱりマイクラが多いですか？
そうですね。マイクラは５歳からはじめてるので。
今だと、コンテストに出した作品の続きを作っている感じでしょうか？
それとも新しく何か作っていますか？
昨年出した２つの作品のうち、猫のホログラムの方については、色々構想を練っている段階で、もうひとつの方、マイクラで作ったRPGの方はちょくちょく進めていますね。
あの作品たちは、色んなとこで見せたいですよね。
「作品を完成させる」「作品を磨く」ということ以外で、いま目指してることとかありますか？出たいコンテストなど。
エクサキッズのみんなの作品を見てたら、Ableton Liveとかスクラッチとかを久しぶりにさわりたくなってきて、また音楽とか作りたいなと思いはじめています。
それくらいですかね。出たいコンテストなどはとくにないです。
あんじさんは、他のコンテストにも出たことがありますか？
いえ、エクサキッズ以外はないです。
エクサキッズ一筋(笑)
ありがとうございます(笑)
こちらこそです(笑)
作品を見ると、他の色々なコンテストにも出せそうなものだと思いますが、なぜエクサキッズなんでしょう？
小４のときに初めて出場したエクサキッズがやっぱり特別で。
僕は、プログラミングも、人前で発表するのも、エクサキッズが初めてだったんですよ。
でもそれから、学校などでも発表する機会が増えて、今では生徒会の一人だったりするんです。
すごい。エクサキッズでのプレゼン経験が色々なところに生きているんですね。
はい。それだけじゃなくて、さっき話した安東くんとか木村くんとか、他にも北川くんとか、エクサキッズを通して仲良くなることができて。
そこからさらに、彼らの友達とも仲良くなっていって、どんどん世界が広がって。
やっぱり、一人で黙々とつくっていたところから考えると、本当に人生が変わったというのがあって。
感謝の気持ちが溢れてます。だから特別なんです。
そんなことを言ってもらえて、こちらの方こそ感謝でいっぱいです。
一回だけ、出場のなかった年もありましたが、これだけ出場を続けてくれてるのは本当にうれしく思っています。
やっぱり、ここでできるつながりは大きいですよね。
はい。ライバルでもありながら、仲間でもある、みたいな。
エクサキッズ自体も６回目で、色々と変わってきている部分もあるんですが、初回から見ているあんじさんにはどう見えていますか？
「こうなってきたな」とか、「もっとこうなってほしいな」とか。
コロナのときに、オンラインになったじゃないですか。
それから世界中の人と戦うことになって、色んな人と戦えたり技術を知れるっていうのはすごいうれしいんですけど、やっぱりオフラインのときの、「みんなが見ている前で実際に発表する」っていう体験を、またやってみたいなと思います。
オンラインで見てるのとは、また感覚が全然違いますよね。
はい。自分の熱量を実際に目の前で、発表で、伝えたい。
運営でもその話は出たりするんですが、開催場所などなかなか難しいところがあり…。
やっぱり東京になってしまうのか、とか、それでいいのか、とか。あとはコスト面の問題も色々と。
そうですよね(笑)
期待に応えられるように頑張ります。
これからの自分とエクサキッズ
型にハマらない挑戦を続けたい
エクサキッズを通して、かなりプレゼン慣れしたという話をしてくれましたが、今はもうあまり緊張しなくなりましたか？
いや、緊張はしますよ。
ただ、自信がついたので、人前で話すということ自体に、前に感じてたような恐怖は感じなくなりました。
発表を見ていても、かなり肝が座ってきていると感じます。
一昨年の、ダンスでプレゼンした作品とか、すごい度胸だなと思いました。
あのときはどんなことを考えていたんですか？
音楽を作って、ダンスを習ってるんだから、それはもう踊るしかないやろ、という感じでした。
誰に言われたわけでもなく？
はい。
本当にすごい度胸です。
度胸と言えば、今年はプレゼンで生歌を披露した強者もいましたね。
あれはすごかったです。
毎年、本当に色んな人が出てきて面白いです。
皆さん、エクサキッズを好きに使ってくれてうれしい限りです。
他のプレゼンターで、気になった人はいましたか？
今年のエクサキッズの感想でもいいです。
やっぱり一番思うのは、みんなのレベルがどんどん高くなってるなと。
正直焦ってます。
戦い方はどんどん難しくなっていますよね。
技術は技術で、プレゼンはプレゼンで、どんどん強い人が出てきて。
「じゃあアイデア勝負にした方がいいか？」とか、多少の駆け引きがありますよね。
でも、みんなすごかった方がわくわくしますね。
いいですね。
あんじさん自身は、これからどこを伸ばしたいとか、どんなことを勉強したいとか、そういったイメージはあるんでしょうか？
うーん…
エクサキッズでも、マイクラ、スクラッチ、音楽とか色々出してる通り、本当にやりたいことがいっぱいあるんです。
今はただそれらをどんどんやって、その中で「これだ！」というやつがあれば探求していきたいですね。
まだ全然広げたいということですね。
はい、色々挑戦してみたい。
直近で挑戦してみたいことはなんでしょう？
PythonやUnityですかね。
さわったことはあるんですけど、作品つくるまではいってないので。
あとは、音楽ももっと作りたい。
なるほど。ものづくりへの意欲が溢れていますね。
もう少し、長い目で見た時の目標などはありますか？
そうですね。さっきも言ったんですけど、やっぱりエクサキッズは人生を変えてくれたので本当に感謝していて。
出られなくなったら、運営に入りたいと思っています(笑)
大歓迎です(笑)
最後の年に優勝して、それを引っ提げての運営入りが一番かっこいいですね。
今後も楽しみにしています。今日はありがとうございました。
頑張ります(笑)
ありがとうございました。
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