「EXA KIDS 2020」で最優秀賞を受賞したチーム「CoderDojo瑞穂に参加しているこの作品を作りたいNinja」。エントリーから受賞までの過程を見守った保護者の方々から代表して川口明莉(小4)さんと北川諒(小5)さんのお母さん、そしてメンバーが通う「CoderDojo瑞穂」の代表・佐原さんにお話を伺いました。
※「CoderDojo」とは・・・7〜17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場です。2011年にアイルランドで始まり、世界では100カ国・1,900の道場、日本では全国に100以上の道場があります。CoderDojo で学べる内容は道場ごとに異なります。
https://coderdojo.jp/
※以下、敬称略
一度は諦めたコンテスト出場
コロナ禍がチャンスを広げた
-最優秀賞受賞、おめでとうございます。
川口:ありがとうございます。もともと明莉はコンテストに作品を出すのが好きで、EXA KIDSのことは2019年から知っていたんですが、私たちが暮らす名古屋から福岡の会場まで行くのは難しいな、と思って諦めていたんです。
-それが2020年はオンラインだったので参加できた?
川口:ええ。娘が通っていた「CoderDojo瑞穂」のなかで、自分で声をかけて一緒に作品づくりをする子を誘っていました。
北川:息子の諒は昨年3月にプログラミングを始めたばかりで、コンテストに出るのは初めてでした。「CoderDojo」で一緒に学んでいた明莉ちゃんに誘ってもらってEXA KIDSのことを知ったんです。始めたばかりなのにいきなりコンテスト出場なんて大丈夫かな、と心配していたんですが明莉ちゃんが引っ張ってくれて安心でした。
小学4年、初のリーダー
学校の外に仲間ができる
川口:明莉はコンテスト出場の経験はありましたが、チームで作品をつくるのは初めてでした。それにチームをまとめるというのが初めての経験で。プログラミングの技術だけじゃなく、リーダーとしての動くのは良い経験になったんじゃないかなと思います。
北川:明莉ちゃんがスケジュールやコンテストの情報を教えてくれて、みんなでワイワイつくっていて楽しそうでした。それまでは周りとの繋がりがなかったんですが、学校だけじゃない仲間がたくさんできたことが嬉しいですね。
-イベントの様子をご覧になった感想は?
北川:技術ももちろんですが、プレゼンがすごくて驚きました。ものすごく練習を積んでいるんだろうなって。小さい子でも説得力のあるプレゼンをしていたのが印象的で、伝える力がすごいなと思いました。最初は「大丈夫かな?」と心配する気持ちでしたが、実際にコンテストに出てみると周りはすごい人たちばかりで息子にとってすごく良い経験になったと思います。
「こんな言い方は嫌がられる?」
チームプレーで芽生えた心遣い
-EXA KIDS 2020に参加をされてお子様の成長を感じられた点はどんなところでしょうか?
北川:人前で話すことは今までなかなかなかったんですが、EXA KIDSのコンテストに向けてプレゼンの練習を何度もしていました。コンテストが終わった後もその影響が続いているようで、学校でもプレゼン資料をつくって発表しています。伝える力が身についてきたんだなって感じています。それに、いろんな人と関わることが上手になったと思います。「こういうこと言われたらいやかな」と相手の気持ちを気にかけるようになったんじゃないかな。
川口:明莉は今回、チームのリーダーになった経験が大きかったと思います。どういう風にまとめていこうかと考えながら作品づくりをしていました。
佐原:昨年6月、CoderDojoのみんなで名古屋の街をつくったんです。そのとき、中学2年生の子がみんなをまとめてくれたんですが、もしかしたら明莉ちゃんはその背中を見ていたのかもしれませんね。そのときのリーダーの男の子はみんなのことを褒めながら導いて、下の子たちをまとめてくれました。明莉ちゃんの様子を見ていて、彼女の中にはそんなリーダー像があったのかなと感じました。
初めてのコンテストが「EXA KIDS」で良かった
-EXA KIDSへの感想や今後、期待することは?
川口:いろんなコンテストに出てみて、どのイベントも子供のことを考えてくれてると思うのですが、EXA KIDSは「子供第一」のコンテストだなと感じました。一次審査も手厚くて、70人のプレゼンを見るのは大変だと思うんですが、一つひとつていねいにしてくださったなと思います。
北川:オーディションから本番当日まで、すごくあたたかかったなという印象です。たとえば、一次審査後にはオープンチャットでやり取りして下さったり、本番前にZoomで雑談をして盛り上げて下さったり子供たちがリラックスして参加できるイベントだったと思います。諒にとって初めて参加したコンテストがエクサキッズで良かったです。
川口:2020年はオンラインだから遠くにいる私たちも参加できましたが、リアルな場で開催された「EXA KIDS 2019」の写真を見ていたら、やっぱりリアルのイベントも行きたいね、と子供たちと話しています。そんな機会があればぜひお願いします。
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