ITやプログラミングを学ぶ子供たちが技術を競い合うIT教育イベント「EXA KIDS(エクサキッズ)」。
3回目となる2020年はメインイベントとなる「ITキッズコンテスト」をオンラインで開催しました。エントリー総勢64組の中から勝ち抜き、最優秀賞を勝ち取ったのはオンライン上で集まった8名のチーム。リーダーを務める川口明莉さん(小学4年生)とメンバーのみなさんにインタビューをしました。
インタビュアーは小学生がリポーターとして活躍するウェブメディア「キッズプレス」のリポーター・カブトムシさん(小学4年生)です。
※以下、敬称略
【チーム名】「CoderDojo瑞穂に参加しているこの作品を作りたいNinja」
※「CoderDojo」とは・・・7〜17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場です。2011年にアイルランドで始まり、世界では100カ国・1,900の道場、日本では全国に100以上の道場があります。CoderDojo で学べる内容は道場ごとに異なります。
https://coderdojo.com/ja-JP
【メンバー】
川口明莉(小4)川口聡介(小2)新濵優一(小5)北川諒(小5)原悠友(小5)岡本歩武(小6)近藤健太(小6)たいこうき(小5)
※今回はこの中から5名にインタビューに参加していただきました。
【作品名】
「Online party games! ~思わずミュートを外したくなるゲーム~」
【作品解説】
オンラインのCoderDojoのときに、みんなと仲良くなれるオンラインゲームです。オンラインのCoderDojoでは恥ずかしくてミュートをなかなか外せない子、顔を映してくれない子がいます。ミュートを外してもっと仲良くなれるようなオンラインゲームをみんなで作りました。
-この度は最優秀賞受賞、おめでとうございます。みなさん、学年はばらばらですが、優勝したこのチームはどうやって集まったのでしょう?
川口(明):「CoderDojo瑞穂」に通っているメンバーです。コロナ禍で外に出られなくなって今、みんなでしゃべりにくい問題とEXA KIDS ITコンテストの作品テーマ「私のコミュニケーション」が同じ問題だから一緒にやらない?と誘いました。
-チームワークの秘訣はなんだったと思いますか?
川口(明):分からないことがあったらすぐに聞くことです。みんなで教え合ったら会話も増えるし、今回はみんなが一人ひとつの作品を持ち寄って合体したんです。誰かがつくったゲームを遊んでみて、良いところを褒め合いました。だから、前より仲良くなれたと思います。
岡本:オフラインだと話せないけど、オンラインだと目を合わせて話しやすいし、話が進むから楽しみながら作品づくりができました。
北川:CoderDojoに参加するとき、前よりも楽しく話せるようになりました。
川口(明):最初は顔をかくして、ミュートを外せなかった子もいたけど仲良くなっていくうちにミュートを外して会話がもっと進むようになりました。
-作品の完成までどのくらいかかりましたか?
近藤:1日1~2時間くらいやって、全部で2カ月半くらいかかりました。
川口(明):最後のほうは佐原さんにお願いして毎日集まっていました。集まれないときでもオンラインで話し合いは毎日していました。
-優勝したことは誰かに自慢しましたか?
北川:友達や先生に自慢しました。
岡本:学校でもその話はしたけど「他の人の手柄だから」と言ったら先生から笑われました。
川口(明):友達や先生には自慢してないけど家族は「よかったね」と言ってくれました!
近藤:家族に自慢しました、おばあちゃん、おじいちゃんが「よくがんばったね」と言ってくれました。
-たくさんの作品がありましたが、これは負けそうだな、手強いなと思った作品はありますか?
北川:安東くんの『BLOCKEY』がすごいと思った。
川口(明):最初に発表していた清田くんの『リモート行列』の作品がすごかった。あとは「チームひまわり」もすごくて。このままだと一次審査も通らないかなって思ってたけど、一次審査を通ったから最終審査に向けてみんなでプレゼンを頑張りました。周りにあんなにすごい子がいなかったらここまで頑張ってつくれていなっかったと思います。最初にすごい子のプレゼンを見たから負けないように頑張れました!
-コロナ禍が終わったら集まってどんなお祝いをしたいですか?
岡本:うーん、するとしたらオンラインかなあ。みんな、大阪とか東京とか埼玉とか住んでいる場所がばらばらだから。
北川:まん中の愛知で集まったら?
岡本:いいね! 「CoderDojo瑞穂」で集まってみんなで仮装パーティーとか。
近藤:佐原さんの子供もつれてきてもらって、夏祭りがしたい!
-次につくりたい作品は?
岡本:最近、「Unity」を使ってプログラミングをはじめたのでそれで何かつくりたい。
川口(明):私も「Unity」でゲームをつくりたくて、毎日がんばっています。
北川:僕はRPGが得意ではないので「ハックフォープレイ」でRPGをつくりたい
川口(聡):僕もハックフォープレイを使っています。
近藤:マインクラフトで拡張データをつくってダンジョンをつくりたい。
川口(明):去年はみんなで「名古屋の街」をつくったよね。今年はマインクラフトで10年後の街をつくる「クーレストプロジェクト(https://online.coolestprojects.org/)」にみんなでエントリーする予定です。
カブトムシ:ありがとうございました!次の作品も楽しみにしています。
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