ITキッズコンテスト2019
EXA KIDS2019が終了し、たくさんの方々のご来場や子供達による各種競技のバトル、そしてITキッズコンテストでの白熱のプレゼンテーションが開催されました。
EXA KIDSのメインコンテンツは小・中学生によるコンテスト「ITキッズコンテスト」です。
小・中学生を対象とした福岡発のプログラミングコンテスト「EXA KIDS(エクサキッズ)2019 ITキッズコンテスト」の参加者募集をスタート!テーマは「れいわ」と「令和がどんな時代になるのか」。
チャレンジコース(小学生目安)とエキスパートコース(中学生目安)があり、使用ツールは自由、ITを活用して作られた作品なら何でもありのコンテストとなっており事前応募の140作品以上の応募の中から一次審査を突破した24作品がEXA KIDS2019の会場にてプレゼンを行いました。
最終プレゼンには福岡だけでなく三重、兵庫、沖縄からも子供達が参加しました。
今年度のテーマは「令和」となっており、子供達による様々な解釈の作品が揃いました。

最終プレゼン会場
5分間のプレゼンと3分間の質疑応答があり、審査基準は作品の完成度、プレゼン、発展性の3項目で評価されました。
審査員
今回はこちらの4名の方々に審査を務めていただきました。

竹林暁様(株式会社テント)

不破真理子様(Teach for Japan)

高瀬駿太様(株式会社オークン)

夏目ちひろ様(株式会社オークン)
ITキッズコンテストファイナリスト
・チャレンジコース
村馬 弘一 元号ルーレット
竹元 結依 令和を探せ!
松本 康佑 令和にできた都市
宮川 竜馬 令和の悲劇
江口 雄琉
佐志原 実初 令和と自然
藤田 藍 Bluetoothラジコンカー
松尾 蒼志 クムクムロボットで令和ダンス
木村 佑樹 scratchで家族の悩みを解決
白川 瑛士 元号発表ロボ
田中 杏治 ぼくらの時代
安東 鷹亮 元号メーカー
・エキスパートコース
吉村 蒼空 そらのそら~未来の学校~
田中 征太郎 平成ジャンプ
岩田 倖祈 令和がどのような時代になるのかホームページでまとめてみた
田村 司宇 発展バランスクリッカー
前山 行雲 令和の福岡 / R-Book
田村 天磨 KINOKO ~れいわのキノコマスター~
原 和樹 令和時代の異能少年
中村 侶唯 drawingbotG
山城 望 Make the Reiwa / 令和を作ろう!!!
河田 遠乃 Dictionary of REIWA
新保 遥大 新元号がきになる!
安東 鷹亮 多機能YouTubeプレイヤー
ITキッズコンテスト受賞者
全体的にとてもレベルが高く、来場者も驚く作品がたくさんプレゼンされました。その中から受賞者を紹介します。
チャレンジコース佳作:木村 佑樹 scratchで家族の悩みを解決 ver 2.0

Scratchで作られた作品。家族の悩みを解決していく。

wacom様提供のペンタブがプレゼントされた。
家族の悩みをスクラッチで解決できるように作られた作品です。ゲームを作るに当たり、家族の悩みをそれぞれヒアリングすることにより新しい視点に気づいた、とのことです。
オチもつけており、プレイしている人が楽しめるような作品となっています。
課題解決だけでなく、ユーザーのことも考えられているところが評価され、佳作を受賞しました。
チャレンジコース3位 (ITeens Lab.賞):松本 康佑 令和にできた都市

Minecraftを使い、令和の都市を作り上げた。集合住宅の設計など現実的なコンセプトを打ち出した。

SONY様提供のtoioがプレゼントされた。
独自の都市をMinecraftで作り上げた作品です。独特の世界観を表現しており、圧倒的な量の建築物を作成していました。現代で感じている問題点をMinecraftを活用して”未来のマンション”などの形で表現しており、都市設計のコンセプトもしっかりしていたことが評価されました。
チャレンジコース優秀賞(mouseコンピューター賞):安東 鷹亮(ようすけ) 元号メーカー

ランダムで漢字2文字を抽出し、新しい元号を自動で読み上げてくれる作品。開発言語はVB。

IoTキットMESHが賞品として送られた。
VBで作られたwindowsアプリです。技術力がとても高い作品でした。元号を自動で制作してくれるだけでなく、音声として読み上げてくれたり、その音声の保存機能があるなど、遊んだ後の設計も考えられていました。技術力の高さとユーモアが評価されたようです。
チャレンジコース最優秀賞(オラクル構想準備室賞):田中 杏治(あんじ) ぼくらの時代

Scratchで作られたゲーム。画像はGIMP、音楽はガレージバンドを使い自作。

任天堂switchと任天堂ラボ4種類が賞品として送られた。
スクラッチとgimp、GarageBandで作られた作品です。キャラ、オブジェクトなどのデザイン、BGMや効果音などの作曲、ゲームの内容、アルゴリズム、すべてにいたって完成度の高い作品でした。作品としてとても完成されており、すべての技能において高い能力を発揮していると評価され、今回の最優秀賞に選ばれたようです。
エキスパートコース佳作:山城 望(のぞむ) Make the Reiwa / 令和を作ろう!!!

Scratchで作られた作品。社会要因のバランスを取りながら時代を作るゲーム。

KORG様提供のLittle bits Droid Inventor kitsが送られた。
スクラッチで作られた作品です。環境や電気、国際性などの因子があり、流れてくるそれぞれ因子をどれだけ獲得したかによって、未来が変動する作品となっています。
未来を自分たちで作り出せるという考え方、いろいろな未来があることによってのゲームのやり込み度の担保、またそのアルゴリズムをリストや条件分岐で実装する技術力が評価され、佳作を受賞しました。
エキスパートコース3位 (ヒューマンアカデミー賞):河田 遠乃(とおの) Dictionary of REIWA

人工無脳を使ったWEBサービスを開発。(開発途中)

KORG様提供のLittle bits Space Roverが送られた。
兵庫からコンテストに参加してくれました。
令和は人工知能(AI)の時代になる、という着想から人口無能をみんなで育てるWEBサービスをPHPとSQLを利用して開発しています。年内にPC版、スマートフォンアプリを公開予定です。コンセプトやモックの完成度、そして高いプレゼン力が評価されました。
エキスパートコース優秀賞(N高等学校賞):前山 行雲(ゆくも) 令和の福岡 / R-Book

Blenderを使ったオリジナルPCデザインを披露。

高いプレゼン力も評価を得た。

ハナハナワークス様提供のOculus Questが送られた。
Blenderを使用して、新しいMacbookAirのプロダクトデザインを独自に作成しました。1から3Dモデリングを作成しており、さらに自分なりの新しい機能を追加しています。ユーザーごとにカスタム可能なスマートキーボードという実用的なコンセプトを打ち出しました。夢はAppleに入ること、と語る行雲くんはジョブズばりのプレゼン力と実用的なコンセプトで優秀賞を受賞しました。
エキスパートコース最優秀賞(教育委員会賞):安東 鷹亮(ようすけ) 多機能YouTubeプレイヤー

開発言語はVB。YoutubeAPIを自作し、オリジナルYoutubeプレイヤーを作った。

小学6年生ながらチャレンジコースに引き続きエキスパートコースでも入賞。

mouseコンピューター様提供のm-Bookが送られた。
VBとPHPを使用して作られたオリジナルのYoutubeプレイヤーアプリです。コーディングをしながらYoutubeを見たいという自分の願望を実現するために開発を行いました。独自のAPI機能を実装するなど高い技術力が評価され最優秀賞を受賞しました。
小学6年生ながらエキスパートコースにも応募し、チャレンジコースの優秀賞との2冠となりました。
審査員長総評

審査員長竹林暁様から総評
「令和」がテーマの今回のコンテスト、今の時代に何が必要かを考えたり、これからの世界をどのようにするべきかを考えてくれた子どもがたくさんいました。子供時代に自由なものづくりを経験することはとても重要なことですが、EXAKIDSに集まってくれた子どもたちは、さらにそれを超えて、いかにものづくりを社会に役立てるかという、社会参加の意識を見せてくれました。きっと彼らは、これからおとなになって日本をもっと良い場所に変えてくれるに違いありません。
素晴らしい作品の数々、プレゼンをありがとうございました。
ITキッズコンテスト応募者、約140名には参加賞としてProgate様より3ヶ月無料クーポンがプレゼントされました。
またレベルアップして来年度のコンテストでお会いできることを楽しみにしています!
プレゼンテーションの動画はこちら
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