「EXA KIDS 2020」で準優秀賞を受賞した「チームひまわり」。長女の日向子さん、次女の美咲子さん、三女の葵さんの3人の名前からチーム名(美しく咲く向日葵)です。力を合わせて見事、賞を獲得した姉妹をそばで見守り、支えたお母さんにお話を伺いました。
本番の興奮が冷めず
動画をエンドレス再生
-とてもにぎやかなチームですね!
作品づくりは、小学4年生の日向子と1年生の美咲子がしたんですが末の娘、3歳の葵もすっかりチームの一員の気分で(笑)お姉ちゃんがやっていることは何でもやりたがるんです。あるコンテストの授賞式では「チームひまわりさん!」と呼ばれると、一番に葵が壇上にのぼってメダルをもらってきたんです・・・・・・。
-やっぱり、3人そろって「チームひまわり」なんですね!今回のコンテストの感想は?
クオリティの高さにびっくりしました。本番が終わった後もしばらく余韻が続いていて、娘たちは本番の後でも何度も録画を観ていました。オープニングムービーや開催後に送っていただいた動画も何回も再生していて、食事中でも釘付けになるくらいで(笑)それをきっかけに音楽づくり、動画づくりにも目覚めたんですよ。
巣ごもり期間に
娘たちの何かがはじけた
-それほどインパクがあったんですね。他の出場者を観ていて印象に残ったのは?
最優秀賞の川口さんチームですね。リーダーの明莉ちゃんのリーダーシップに驚きました。プログラミングの技術があったうえで、さらに他のメンバーを引っ張りながら一つのものをつくり上げたのが本当にすごいな、と。
-日向子ちゃんや美咲子ちゃんがプログラミングを始めたきっかけは?
うちの子どもたちはまだ始めたばかりで、昨年(2020年)の5~6月くらいです。新型コロナウイルスの影響で休校になって、その間にタイピングもプログラミングもあっという間に覚えてしまいました。
-プログラミングを始めてコンテストに出るまでずいぶん短い期間だったんですね。
きっと、今まで蓄積されていたものが彼女たちのなかではじけたんだと思います。美術館や何かイベントがあるとよく連れていっていたんですが、この期間はしばらくどこにも行けませんでしたから。
姉妹のゴールは世界平和
プログラミングはその手段
-コンテスト出場後に子どもたちに何か変化は起きましたか?
日向子は「語学を一つ手に入れた」ように思います。たとえば、学校で「月の満ち欠け」を勉強したとか、直方体や立方体を習ったときに家に帰ってから「これをスクラッチで表現するならどうしたらいいだろう」と考えるようになりました。美咲子はもともと芸術的なものが好きで、仏像や彫刻が好きでしたから目で見たものをスクラッチを使って表現したがるようになりました。
どちらも目的がプログラミングというより、プログラミングを通して何かを達成しようといているんです。彼女たちには「世界中の人たちに幸せになって欲しい」という想いが根っこにあって、それを実現するためにプログラミングを使って試行錯誤しています。
近頃、興味を持っているのは「SDGs」ですね。何か新しい情報に触れるたびに「これはSDGsの何番に当てはまる」とか「これをSDGsで表現するならどうなるか」と考えています。「どうすれば世界中の人が幸せになるの?」と真剣に投げかけてくるので、答える方は大変なんですが(笑)
-日向子さん、美咲子さん、それぞれの大義があってそのためにプログラミングを活用しているんですね。それでは最後にエクサキッズに対して今後期待をすることがあれば教えてください。
今回、初めてエントリーしてみて本当に素晴らしいイベントだと実感しました。たくさんの人にイベントの素晴らしさを知って欲しいと思う反面、たくさんの人が出ると出場しづらくなるので複雑な気持ちです(笑)そして、オンラインも楽しいけれど、リアルな場でイベントの空気や運営・実行委員の方々とも触れ合ってみたいですね。
-ありがとうございました。
コメントを残す