「EXA KIDS 2021」で準優秀賞を受賞した若狭龍くん。偶然目にしたスクラッチから始まり、プログラミングは全て独学で学んでいきました。コンテストに参加することで、全世界にいるたくさんの強敵の存在を知った龍くん。コンテストの出場を通して感じたことを教えてくれました。
きっかけはいつも“たまたま“。偶然がもたらしたプログラミングとの出会い
ープログラミングと出会ったきっかけはなんだったんでしょう?
僕はとにかくゲームが大好きで、朝から晩まで、もうずーっとやってたんです。でもある日、これじゃだめだ!と思って(笑)。引き出しの奥にゲーム機をしまいました。でもゲームをしなくなって、すごく時間が余ってしまったんです。そんなとき、スクラッチでゲームを作る特集をテレビで観ました。面白そうだなと思って、興味本位でやってみたら、想像以上に楽しくて。一気にのめり込んでいきました。
ー何気ないニュースがプログラミングとの出会いになったんですね……! 独学で学んでいったんですか?
独学です。スクラッチの次は、もっと難しいテキストプログラミングも勉強していきました。テキストプログラミングを組むようになったのは、コロナ禍で休校になって、空き時間が以前よりさらに増えたことがきっかけです。その頃はちょうどスクラッチをやり尽くしていて(笑)。本屋さんに行ったら、たまたまJavaの入門書が目に入ったんです。読んでみて、「こんなに面白いんだ」って驚きました。そこから、今度はテキストプログラミングを本格的に勉強するようになりました。
ー偶然が若狭くんとプログラミングをつなげていったんですね。
この手があったか!ネット時代ならではの繋がり方
ー独学で学んできた、とのことですが、「EXA KIDS 2021」のことはどうやって知りましたか?
オレンジの人(近藤さん)にTwitterで誘ってもらいました。僕自身がツイッターで「プログラミングに専念する!」というようなことを呟いたんです。すると、近藤さんから「「EXA KIDS 2021」に出てみない?」という旨の連絡がきたので、参加しました。
ーネット時代ならではの入口ですね。実際に「EXA KIDS 2021」に出てみて、どうでしたか?
いやもう、楽しかったです。ただ、出場するには準備もたくさんあって。作品の構想を練って、資料を作って、慣れないプレゼンの練習をして……本当に大変でした。だけど、それを上回るくらい楽しかったので、僕は出場してよかったと思いました。
もっともっと作りたい
コンテストを経て高まる制作意欲
ー準優秀賞を取った時のお気持ちは?
……正直に言ってもいいですか(笑)?すっごく悔しかったです。「どうせなら最優秀賞狙おう」と、全力でやってたので。でも、おかげで次の目標が決まりました。
ーでは、今後の目標は最優秀賞を取ることですか?
いえ。確かに最優秀賞を逃したのは悔しかったけど、コンテストを通して、作品を作る楽しさを改めて実感しました。だから次の目標は「規模の大きい作品を作ること」です。今までは小さなものを作りながら楽しんでいたんですけど、2022年はもっと手の込んでいて大きなものを開発してみたいと思います。まだまだ作品作りを楽しんでいきたいです!
(取材・編集:安藤 弥樹)
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