「EXA KIDS 2021」で準優秀賞を受賞した北川諒(りょう)くん。2020年はチームで出場し、最優秀賞を受賞していました。パソコンクラブを立ち上げたり、オンラインでプログラミングの外部講師をするなど、どんどん世界を広げていく諒くん。「EXA KIDS 2021」はどのような気持ちで取り組んだのか、お話を伺いました。
「自分_」を表現するために、個人での初出場。
ーー前回が初めての「EXA KIDS」の出場でしたよね。そしてチームで出場して優勝してますね。今年は一人で出場しようと決めてたんですか?
もともと、今度は一人でチャレンジしようとは思ってました。そんなとき、「自分_」というテーマが公表されました。テーマを見て、より一層、自分ひとりで挑戦しようという気持ちが強くなりました。
ーー「自分_」というテーマをどのようにして作品に落とし込んだんですか?
僕はHackforPlayが一番得意で、好きなんです。そもそもプログラミングにハマるきっかけになったのもHackforPlayでした。最初は試行錯誤しながらやっていましたが、勉強していくうちに、コードを簡単に組む方法がわかってきました。自分がずっと向き合ってきたHackforPlayを使ってゲームを作ることで、成長した「自分_」を表現できると思いました。
HackforPlayを原動力に、世界を広げる力
ーー学校でパソコンクラブを立ち上げ、さらに講師もしているそうですね。
はい、今年度からパソコンクラブを作りました。学校で自分たちでクラブを作るという企画が始まったんです。去年の終わりくらいから人集めを始めて、数が集まったので、今年度実現できました。クラブは30人くらい所属しています。
ーーすごい人数ですね!オンラインイベントでも講師をしているというのは?
HackforPlayをやったことがない人、またはイベントのために始めた、というような初心者のためのワークショップを開催しました。その他にも、「Kids Code Club」というオンライン放課後プログラミングクラブが主催するオンライン企画で、ゲスト講師をしたこともあります。使用したソフトはもちろん、HackforPlayです。
ーークラブを作ったり、講師をしたり、大忙しですね。どのような気持ちが諒くんを動かしているんでしょうか。
僕はとにかくHackforPlayが大好きなんです。だから、HackforPlayの面白さや魅力をいろいろな人に伝えたい、知ってほしい、という気持ちから、ワークショップやオンライン講師という活動を積極的に行なっています。自分の好きなもの、HackforPlayを広めていきたいというのが、僕の行動の原動力です。
内なる熱意。来年へ向けて、ここで宣言!
ーー二度目の出場ですが、やはり緊張しましたか?
プレゼンは緊張しなかったんですけど、結果発表のときは緊張しました。本気でやってたので、流石に賞を取れないことはないとは思ってましたが……。
ーー今回は惜しくも準優秀賞でした。受賞したときの気持ちはどうでしたか?
賞を取れたのはもちろん嬉しかったです。でもやっぱり、最優秀賞が欲しかった!ただ、作品をもっとこうしておけばよかった、みたいな後悔は、あんまりないですね。本気で制作していたので。他の人たちが自分よりもっとすごかったんだな、と思いました。
ーー来年の「EXA KIDS」に向けて、抱負はありますか?
僕は来年も「EXA KIDS」に出るつもりです。やっぱり最優秀賞をとらないと、納得できないので!来年こそ、最優秀賞をとってみせます!
(取材・編集:安藤 弥樹)
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