EXA KIDS 2022 エキスパートコース最優秀賞を受賞したかっぷめんくんにインタビューを行いました。
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【エキスパートコース最優秀賞】Mark-app/かっぷめん
https://youtube.com/shorts/z-80ayu9hTw
業界内の新しい技術を使ったので情報が少なくて大変だった
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–この度は最優秀賞の受賞おめでとうございます。
率直に、受賞の瞬間はどんな気持ちでしたか?
それはもう、本当にうれしかったです。
–実際のところ、勝算というか、自信はありましたか?
半々くらいですかね。
「きっと優勝できる」と自分に言い聞かせながら臨んでたので、それが現実になった、みたいな感じです。
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–いいですね。
あの作品は、どれくらい時間がかかりましたか?
応募締め切りの少し前に完成したので…
一ヶ月強でしょうか。
–ということは、一次審査の段階ではまだ未完成だったんですね。
そうなんです。なので、アプリの画面のレイアウトなど、今とは全然違いますよ。
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–対エクサキッズ用につくったんですか?
そういうわけではないんですが、きっかけはエクサキッズでした。
元々つくろうと思っていて、ずっと放置していたものがあって。
それを「完成させよう」と思うきっかけになったという感じです。
–良いきっかけになれて何よりです。
制作プロセスはどうでしたか?
思っていた通りに作ることができましたか?
苦労はしました。
業界として新しい技術、つい最近出たばかりの技術をとにかくたくさん使ったので。
–なるほど。つまづいたときの対策などがネット上に落ちていない、みたいな?
そうですそうです。
技術自体がβ版と正規版の間くらいのフェーズなので、全部自力で解決するしかなくて、そこは大変でした。
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最初に触れたのはPython
プログラミングにのめり込むまで
–大会自体はどうでしたか?他のプレゼンターの作品など。
当日は全部は見れなくて、後から見返したんですけど、レベル高いなと思いました。
今回、学校で「こんなコンテストがあるよ」とエクサキッズを紹介されたのがきっかけだったんですが、その時は正直ここまでとは思っていなくて。驚きました。
–とくに印象に残っている作品はありますか?
『Yukkuri Web Read』ですね。
本格的で、思わず「お〜!」って声が出ました。
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–あの作品もすごかったですよね。
かくいう久保くん(『Yukkuri Web Read』の作者)も、「『Mark-app』(かっぷめんくんの作品)が一番すごかった」と言ってましたよ。
それはうれしいです。
–「圧巻の技術力」という点で、2作品には通じるものがありますよね。
プログラミング歴はやっぱり長いんですか?
パソコンに触れ始めたのは小2くらいですね。パソコン教室に行き始めて。
プログラミングとかではなく、ワードとかエクセルとか、そういう感じの。
プログラミングに初めて触れたのは、小6くらいだったと思います。
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–ワード、エクセルのようなところから、プログラミングにいったのは何かきっかけがあったんですか?
きっかけというほどでもないんですけど、友達の家に遊びに行った時にプログラミングの本が置いてあったんです。その子の親がエンジニア系だったのかな?
それを読んで、面白そうと思って。
–ちなみに、何の本だったんですか?
Pythonの本でしたね。
当時流行っていて。
–いきなりPythonから始めたんですか?(笑)
はい(笑)
Scratchとかは通ってきてないんです。
–小学六年生が、Pythonをどこで学ぶんですか?
本を買ったり、Progateをやってみたり、あとはプログラミング教室にも通ってました。
中高生向けのところだったんですけど、一応小学生でもOKとのことで。
ただ、Pythonはやっぱり難易度が高くて、その分成長はできたんですけど、かなり苦労しました。
–どういうところでつまづきましたか?
数学的な話が出てきたりするじゃないですか。
そこでどうしても。
–「まだ習ってないしな」みたいな。
そうです。
コーチの人に教えてもらいながらどうにか食らいついてました。
–そこからどんどんのめり込んでいったんですか?
いえ、Python自体はある程度という感じで、そのときはそこまでハマったわけではないんです。楽しさより難しさが先に来てしまって。
そのあと、ウェブ系のスキルを学び始めてから「面白いな」と思うようになったんです。
–なるほど。基礎はできてますからね。
はい。
あと、のめり込んだきっかけとして大きかったのは、当時もらいもののパソコンを使ってたんですけど、そのスペックが低すぎて、自分でカスタマイズしまくってたんです。そこで色々変なとこに手を出して、夢中になっていきましたね。
–どちらかというと興味の対象は、「プログラミング」よりも「パソコン」の方だったんですね。
そうかもしれません。
–ガジェットとか好きですか?
大好きです(笑)。
新しいプロダクトをどんどんつくりたい
目下の課題はビジネスプラン
–ちなみに普段、どれくらいパソコンとかプログラミングとかに触れていますか?
ゲームとかをあまりしないので、空いてる時間は大体さわってるような気がします。
1日5、6時間は毎日やってるかもしれません。
–仕事レベルの時間やっていますね。今の技術力も納得です。
どの部分にモチベーションがありますか?楽しい部分というか。
プログラミング自体も好きですし、新しい技術を取り入れる、というところももちろん楽しいんですけど、一番はやっぱり「新しいプロダクトをつくる」というところですね。
「これまでになかったアプリ」とかは、燃えます。
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–なるほどなるほど。
作品というところでは、これまでも色々世の中に出してきたんですか?
いえ、実はリリースまでいけたことはないんです。
着手はするんですけど、プロジェクトがどんどん肥大化して途中で頓挫、みたいなことがどうしても多くて。
-そういう意味では、今回はちゃんと完成した。
そうですね。完成はしたんですけど、次にリリースとなるとまた少し話は変わってくるんですよね。また別の障壁が出てくるというか。例えばスマホアプリだったら、App Storeのお金がこんなにかかるのか、とか。
そういったところでつまづくことも多くて、少し悩んでます。
–なるほどなるほど。
今回のアプリで言えば、あとどんな障壁をクリアすればリリースができそうですか?
収益設計の部分ですね。
今回、元々は企業向けになる予定ではなかったんですけど、結果的にそうなってしまって。
そうなると、個人開発だと信用力が足りないような気がしていて。
かと言って個人向けにするにもどうしたらいいか、という感じです。
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–どうやって技術を収益に変えるか。ビジネスプランのところですね。
悩みがそこまで明確なのであれば、誰かに相談した方がより進む気もしますが、そういう動きもしているんですか?
最近はプログラミング仲間もちらほらできてきたので、相談するようにしています。
それこそProject Piのみんなだったり。(※チームとしてもEXA KIDSに出場)
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–彼らはそのあたり得意そうですね。それこそ、個人向けの開発でマネタイズに成功している人なんかにも意見を聞いてみたいですよね。
はい。
–目下、そういう活動をガンガンやっていこうという感じですか?
どうでしょうか。今はとりあえず、個人開発レベルでぼちぼちやれたら、くらいの方が近いもしれません。「ビジネスがっつり」みたいなのは少しイメージしづらいです。
「あわよくばちょっとしたお小遣いに」くらいですね(笑)
–なるほど。将来的に「こうなりたい」みたいな像はあるんですか?
スーパーエンジニアになりたい、とか、趣味でずっと楽しみたい、とか、何でもいいんですが。
個人開発だけで食べてる人、ときどきいるじゃないですか。
僕としては、YouTuberを目指す以上に無謀だなとは思うんですけど、憧れますね。
サポートとかも全部一人なので、大変ではあると思いますが、理想はそれです。
–ということは、小さくても、100円でもいいから、「収益化に成功する」というところが最初の一歩ですか?
はい。中学生のうちに、サーバー代くらいは回収できるようになれれば。
ただ、宣伝とかマーケティングとかも必要になってくるので、そこらへんも課題です。
–そういう意味では、こういうコンテストで勝つ、というのは良い宣伝になりそうですね。
そうですね。頑張ります。
–今後の作品も楽しみにしています。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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